本は折って書き込んで汚く読もう!

2020年02月06日 06:00

(筆者撮影)

読書をするとき、ただ漫然と読みはじめている人はいませんか。もちろん、楽しむときの読書はそれでもいいのですが、限られた時間で本を読まなくてはいけないとき、読書の目的を決めることで、読書のスピードや吸収力が一気に加速します。

今回は新著『頭がいい人の読書術』(すばる舎)から、読書テクニックをお教えします。

実は、目的一つで、スピードも吸収力も一気に加速します。私の場合は、「インプット&アウトプット」が目的のことがほとんどです。書籍記事を書くことが多いのですが、ビジネス書(実用書)を読む比率が8割程度です。

ビジネス書は、いま抱えている課題に対しての解決策を提示するものです。ですから、自分の抱えている課題がより明確であることが、理想的な一冊を見つけるヒントになるはずです。理想的な一冊とはハウツー本のはずです。考えを深めるものではなく、表面的にわかりやすい情報が役立つからです。

本を読んで「いい本だった」「ためになった」という感想を耳にすることがあります。ですが、実際に読んで行動変容を促さなければ効果的とはいえません。自分の行動に変化を起こさないと、せっかく時間をかけて読んだ本も報われません。

私は、本を汚く読んでペンで書き込むことを推奨しています。ところが、せっかくマーカーを引いて読んでもそれで終わってしまえば何も残りません。1冊読み終えると読了感に満たされて放っておく人はいませんか?

私がおすすめしたいのは1冊読み終わったあとの、マーカー(ペン)読みです。読みながらチェックした箇所に目を通すだけで定着率が変わると思います。

マーカー読みは線を引いた箇所をチェックするだけです。たったそれだけの作業で、読んで学んだことが整理されてあなたのなかに定着化します。外部の情報を吸収しただけでなく自身の思考を通っているので、より記憶に残りやすいのです。

あなたがスピードを重要視するなら、アウトプットを中心に考えるようにしてみましょう。あなたが、心を豊かにする1冊に出会えることをお祈りしています。
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尾藤克之
コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員
16作品目となる『頭がいい人の読書術』(すばる舎)を出版しました。

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尾藤 克之
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所研究員

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