日本の血が許せない韓国、ハリス駐韓米大使の災難 --- 古森 義久

2020年04月29日 11:30

(古森 義久:産経新聞ワシントン駐在客員特派員、麗澤大学特別教授)

韓国駐在のハリー・ハリス米国大使が事実上の辞意をもらしたことがワシントンで複雑な波紋を広げている。

ハリス氏は米海軍の軍人として太平洋軍の最高司令官までを務め、トランプ大統領の高い評価を得て、駐韓大使に任命された。だが、日本人の母を持つことを韓国や中国から再三批判されてきた。もちろん不当な批判であるが、本国の米国でも、そうした批判に賛同するような論調が出てきたのだ。

そのハリス大使が「今年(2020年)11月以降は、たとえトランプ大統領が再選されても辞任する」という意向を周辺に述べたという。

ソウルでの勤務継続に意欲を失う?

ハリス駐韓大使の“退任”の意向は4月上旬、ロイター通信によって報じられた。

ハリス大使はトランプ大統領によって駐韓大使ポストに任命され、議会の承認を経て、2018年6月に正式に就任した。ソウルでの勤務はまだ1年10カ月ほどである。通常ならば任期は3年か4年、とくにトランプ大統領が再選されれば継続の在勤は当然とされてきた。

ところがロイター通信の報道によると、ハリス大使は今年11月の大統領選挙の結果にかかわらず、11月までに辞任するという意向を側近の人たちに非公式にもらしたという。ハリス大使は韓国の同大使に対する誹謗に近い非難を不当だと感じ、ソウルでの勤務継続に意欲を失ってきた要素も大きいとされている。

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