「アジアはコロナに自然免疫がある」をまだ信じない方をデータで殴ってみる

永江 一石

わたしが主催しています「21世紀を生き残るための「永江 虎の穴塾」では、5月からの塾生を募集しています。コロナ禍の間、希望者は毎月30分。わたしと1:1でzoomでブレストができます。

山中先生も我々の軍門にくだり
※あくまで個人の感想です。
「なぜ日本の新型コロナ死者数は少ないのか?」山中伸弥が橋下徹に語った“ファクターXの存在”

東京大学先端科学技術研究センターもはっきりと認めているのに

東京大学先端科学技術研究センターによる新型コロナウイルスの「抗体検査」について発表会見

この動画を見るとどのような人が重症化するのかまでわかっています。

いまだ、ニューヨークはガーとか、スウェーデンの死者数がどうのこうのいうのはアホです。新型コロナは欧米の風土病みたいなもので、アジアでは非常に感染しづらくそして重症化しにくいのは数字を見れば明らかなのに、見ようともしないからわからない。そして数字を示すと「隠蔽だ」とかトンデモを振り回します。

確かに今までは日本はPCR検査の数を絞っていた。いまは検査しても検査してもほとんど患者が発見できないくらいになっているが、実際の感染者数はどの国も把握のしようがない。だから抗体検査して感染率を出してそれを全体に当てはめるしかないのですが、この抗体検査というのがメタメタで、

抗体検査「住民4割陽性」、PCRでは… インドネシア・バリ島の村、ロックダウン 新型コロナ

バリのウブドで中国製の抗体キット使って検査したら4割が陽性という世界中のどこの国でもあり得ない数字になり、これは大変だとPCR検査してみたら447人のうち1人だけ陽性・・・ww 1人だと偽陽性の可能性も十分あるから、下手したらこの抗体検査キットはデタラメだったと。孫さんが輸入した抗体キットも確か中国製・・・・。w

人口あたりのコロナ死者数で見るのが一番よい

一番いいのは「人口あたりのコロナによる死者数」ですよね。東京大学先端科学技術研究センターもその数値で比較しています。

そうするとアジアは後進国だから検査をしてないガーが湧いてくるのですが、日本よりよほど検査している国も多い。人口100万人あたりの検査数は

日本 2099
ベトナム 2,828
カンボジア 948
タイ 4,701
インドネシア 839
インド 1973
マレーシア 15214
シンガポール 50,367
韓国 15,887
ラオス 694
中国 非公表

インドとインドネシアは人口が多すぎてしかも国土が広いからなかなか行き届きません。インドネシアなんて何千もの島で構成されているし。カンボジアやラオスはもともと死者がゼロで患者数が非常に少ない。

さて、それでは人口100万あたりの死者数を見てみましょう。嘘だというやつは自分でここ見ろ

アメリカ 295
イタリア 539
フランス 433
イギリス 536
ドイツ 100

日本 6
ベトナム 0
カンボジア 0
タイ 0.8
インドネシア 5
インド 3
マレーシア 4
シンガポール 4
韓国 5
ラオス 0
中国 3

です。ちなみにタイは日本と並ぶ少子高齢化で人口構成はこんな

欧米の人口あたりの死者数、アジアの200倍近い

ということになります。国民の生活習慣も関係ない。東アジアではとにかく
感染しにくく、重症化しにくく、死ににくい
のです。もうこれはファクト(事実)であって、だからこそPCR教だった山中先生も東京大学先端科学技術研究センターもはっきりと認めているのです。ここを認めめないと先に進みません。

免疫には自然免疫と獲得免疫があり、自然免疫で食い止める人の比率によって国ごとの感染率は変わってくる。これは私が勝手にいってるわけではなく、免疫学の権威の宮坂先生もおっしゃってます。

一般に信じられている集団免疫理論はどこがおかしいのか免疫の宮坂先生に尋ねてみました(上)

問題はこの自然免疫を持ってる人の比率で、アメリカでも50%くらいは持っているとの論文が出ましたが、日本やアジアでは99〜100%持ってたということにならないと話のつじつまが合いません。勝手に終息した感のあるコロナの第2波くるくる詐欺にずっと怯えることになります。

医学の素人でなんのしがらみもないからこそ言えると思うのだが
永江理論は

●日本人の大半は欧米よりずっと自然免疫がある
●自然免疫があっても高い濃度のウイルスを浴びると感染する
●すでにかかるべき人は感染して抗体持ち(1%以下?)
●後は残ったわずかな人と院内感染のみ

だからこれほど急激に終息したとしか考えられないのですが、ほかに説得できる人がいたら教えてください。
なお、


仮に非常事態宣言に効果があったとしたら、そのときにがくっと実効再生産数が下がるはずですがまったく下がりません。

イギリスでは

このように接触を制限するごとにガクッガクッと下がりました。

日本ではイギリスのような変化が見られないのはそもそも自粛には関係なく、その前からコロナはバーンアウトしていて勝手に終息に向かってた。いまから言うのは後出しじゃんけんになるが、当時は分からなかった。これはもうファクトであり、いまははっきりと分かっているのなら政治の軌道修正をしないといけない。しかししているのは吉村知事だけであとは全くアップデートできないポンコツの首長ばかりです。

ということでも、これからは「ニューヨークではガー」というのがきたら、また来たホイホイと考えて相手にしない方がいいと思われます。

わたしの愛用のGarmin6にSuicaが昨日降りてきました。AppleWatchをことごとく凌駕していたと思うのですがついに1点だけ欠けたいたモノが揃いました。


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2020年5月23日の記事より転載させていただきました。