107人新規感染、後手に回る対策 〜 小池さんの都政は宝の持ち腐れ

小野 泰輔

こんにちは。
東京都知事候補の小野たいすけです。

きのう午後、遊説中に残念なニュースが入ってきました。

東京都 新たに107人の感染確認 5月2日以来 新型コロナ(NHKニュース)

1400万都民のうちの107人で、重症者は0。過度に恐れる必要はないとはいえ、こうした報道が続くと、第二波への都民の不安はいやおうなしに募ります。きのうのSNSでは、飲食店の方々から「これからやっと売り上げが回復すると思ったのに…」と悲鳴を挙げる投稿を何本も見ました。

小池知事は緊急記者会見を行いましたが、新宿や池袋など「夜の街」を名指しにして、「感染拡大要警戒」というフリップをふりかざすだけ。これには、前回の知事選で小池さんを応援していた猪瀬元知事までがツイッターで「夜の街へ行かないよう自粛を、と言うだけで具体性が全然ない」と手厳しく批判されていました。

不安をあおるばかりで、あまりにも当事者の視点に立っていないのではないでしょうか。

振り返れば、大阪府が「コロナ追跡システム」をはじめたら、東京都も少し遅れて「コロナ見守りサービス」で後追いしたときもそうでした。

両方ともITを活用し、不特定多数の人が集まる施設、店舗及びイベントを使った人に対して、当該の場所で異変があった場合におしらせすることで感染拡大を防ぐという点では共通するように思います。

ところがこれもまた「似て非なるもの」のようです。

大阪のシステムは飲食店、ライブハウスなどが使いたくなるように現場を積極的に巻き込んでいました。一方、東京のほうは少なくともスタート時点では都の施設が中心。現場から巻き込んでいく意識が足りません。テクノロジーを活用するのであれば、区や市、保健所、警察などの現場の方々としっかり連携し、関連業界の皆様も巻き込んでスピーディーに広めていかなければ効果が十分に発揮されません。

小池さんは、せっかく大手ネット企業の前社長を副知事にしたのに、そのマネジメントは優秀な人材、技術を生かしきれていません。これでは宝の持ち腐れです。やはりトップを変えないとダメです。

私であれば現場に行って対策指導するための情報収集に全力をあげます。業界の皆さんと徹底的に話し合ってどうするのかを一緒に考えます。

小池さんはいったい何をやっているのでしょうか。