なぜ陽性者数が爆増なのに死者が全然増えないか、永江理論行きます

2020年07月23日 06:00

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1 ハワイアンイベントの開催是非について
2 月50万PVの地域ブログの次の一手とは
3 喫煙者の雇用を拒むのは否か&わたしにとってゲームとは
4 迷惑な営業電話を撃退する方法
5 なぜ日本は結核患者が多いのか
6 連日のマスコミのコロナ報道をどう思うか

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いまだマスコミも国民も、そればかりか政治家まで「感染拡大だー」と騒いでいます。しかし現実は

陽性は爆増しているものの、死者は全く増えず重症も微増….。アメリカのジョンズホプキンス大学のデータではどこの国でも陽性判明者増加から死亡者増加までは1~2週間のタイムラグがある。これを元にテレビに出てくる医者は「感染拡大から1〜2週間すると死者も増えてくる」と連呼していたのが今月初め…。

1ヶ月しても全然、死者も重症も爆増しません!!!

こうなってくると、実際に感染者は増加しているのか、そこから疑うのが普通なのです。マーケッターなら全員そうすると思います。

ところがテレビに出てくる医者も統計学者も誰1人としてそれを言わない。頭から信じ込んでいる。「チラシを団地に1万枚撒いたけど反応がない。いやいや反応が出るのには1週間はかかる」っていってるようなもので、蓋を開けたらその団地は少し前にみんな退去していたみたいな話なのではないか。

PCR陽性が爆増しているのにどうして重症者が全く増えないのか、その謎があっさり解けた!!

そもそもPCR検査とはなにかを分かってないから「感染拡大、大変ダー」になってしまう。今の陽性は偽感染者ばかりのはず!!!

わたしはこの疑問を↑のブログで書いたのですが、わたしのフォロワーでも理解できているのは半分もいないようで、割とトンチンカンな質問を頂きます。そこでもう、小学五年生くらいなら理解できるように、図解にします。これでわからないなら小学校からやり直して欲しい。

検査の母体が3〜4月といまでは全く違う

3月〜4月まで、テレビでも報道されていましたよね。「熱があるのにPCR検査もしてくれないガー」っていうやつ。当時は保健所の許可が必要でした。2/17の厚労省の連絡文書には

  • 37.5℃以上の発熱かつ呼吸器症状を有し、入院を要する肺炎が疑われる者(特に高齢者又は基礎疾患があるものについては、積極的に考慮する)
  • 症状や新型コロナウイルス感染症患者の接触歴の有無など医師が総合的に判断した結果、新型コロナウイルス感染症と疑う者
  • 新型コロナウイルス感染症以外の一般的な呼吸器感染症の病原体検査で陽性となった者であって、その治療への反応が乏しく症状が増悪した場合に、医師が総合的に判断した結果、新型コロナウイルス感染症と疑う者

と書かれています。つまり、症状があって肺炎を起こしているか、コロナの疑いがある人しか検査を受けられなかったのです。
一般向けには

と、されていましたが、実際には電話しても「帰国者と接触してない」「まずはCT撮ってから」みたいに追い返された人が大半でした。コロナの疑いが濃厚でないと検査してもらえないわけですが、それでも当時の陽性率は30%でした。これをまずは図にします。

ところが今はどうでしょう。この根本の検査母体を変えたのが東京都です。

ザ・インタビュー「31字に込められたホストたちのコロナ対策」

6月5日に区長から連絡が来て「1人でも陽性が出たらホスト全員検査」という約束ができたそうです。その結果

東京都47人感染 新宿“夜の街”18人含む(NHKニュース 6/14)

という陽性者爆発ブームが到来しました!!!上のグラフを見て頂くと、それからマスコミのいう「感染者」が爆発したはじまりです。豊島区でも同様にホストやキャバ嬢の一斉検査を始めました。つまりこの時点で検査母体が変わったのです。全国でも同様なことが起きたためPCR検査数は爆増しました。

いまの検査は

が検査の母数となっています。

テレビでは、「陽性率が以前に比べてまだ上がっていない」とか言ってるお医者さんがいますが、そもそも母数の集団が違う物を比較しても意味ないって医者なのにわからないの?以前は症状がある人、つまり病人しか検査してないんだから陽性率高くて当たり前なんじゃ…

陽性率で感染拡大を判断するなら特定のターゲットだけの検査では意味がなくランダム対象にしないと、そもそも目安にもならない。ホストの感染率は30%だから、ホストばかり検査したら当然陽性率は上がるがそれと市中の陽性率はイコールではない。

6/17あたりは4000〜6000人だった検査人数が、いまでは15000人くらいと3倍くらいになりました。算数が苦手な人は、「あ。検査件数が3倍だから陽性も3倍なんだ」と終わらせようとしますが、そこじゃないのです。陽性の数は3倍どころか十数倍になってますから、逆に感染拡大しているんだになってしまいます。

で、前に戻ります。コロナはすでに感染者の98%が軽症または無症状といわれている。空港の帰国者の全員検査では97%以上が無症状。しかし空港検査の場合は出国の時に発熱していると乗れないから、バッファを見て、現在の陽性者のうち、以前の検査では対象にならなかった人は95%と90%で試算をしてみます。

7/20の全国の陽性は407人。
このうちの95%、90%が軽症または無症状とすると、4月頃の検査ではその人たちは検査対象にならなかったので、仮に4月頃の検査と人数を合わせると

95%の場合 20.35人
90%の場合 40.7人ですよね。

新規感染者が20〜40人の時っていつだったのか….

はい。3月上旬くらいですね。当時の新規重症者と新規死者はというと

はいっ!! いまと同じくらいですね!!

非常自体宣言が終了したのはいつだったでしょう。5月25日です。このときの全国の新規陽性者は?

20名です!!

永江理論では、現在の新規陽性者を4月頃の基準に戻すと、20〜40名ですから

横ばいまたは微増

というになります。道理で重症も微増、死者は全然増えてこないわけです!!

正確にいうと非常事態宣言の後、どんどん終息していった。しかし人の流れが普通に戻って来てホストクラブでシャンパンタワーをやるようになると、非常事態宣言の直後くらいにまで戻って来て、横ばいか微増しているという感じです。仮にいまの基準で新規感染者が1000人になっても、以前の基準だと50〜100人程度になります。

以前の基準は非常に厳しかったので以前の基準で1人陽性が増えると、今の基準だと10〜20人増える計算。逆にいまの基準で100人増えても以前の基準だと10〜20人しか増えません。

なんでこんなことが起きたのか

まず、新型コロナの無症状、軽症率が当初考えていたよりもずっと高かった。そして前述のように6月中旬頃から検査対象が一気に緩くなり、以前なら検査対象から外していた大多数の陽性者を陽性としてカウントするようになったからです。逆にピークの4/10にいまの基準で検査をしていたら陽性は最大17000人出たはず。しかし当時は検査体制がそこまでできていなかったのであくまで机上の空論です。

永江理論を証明するためには

検査対象を以前に戻す
※4日以上発熱してCT撮って疑いが濃厚な人だけ

にするとすぐ分かるのです。または現在検査している人からそういう人だけをサンプリングして統計を採る。

または、
重症と死者だけで危機感を予測
ということになりますが、これは世間が許さないでしょう。

検査対象の中から以前に検査していた人だけを抽出して計算し直すのは、各保健所が頑張ればできます。

永江理論の課題

まず、最大の問題は軽症と無症状、つまり以前なら検査対象にならなかった人の比率を正確にださないといけません。仮に90%と95%にしていますが、これが80%ならもっと4月基準としたときの陽性者は多くなり、少しは感染拡大したかな、になります。が、それでも経済と比べて十分に許容範囲です。

ここはいまある患者のデータを精査しないといけないが、FAXでやってる東京都が最大のガンです。ひとりずつの追跡ができているわけがない。

次に、仮に90%だとして永江理論が正しいようだになったとしても、これをいかにして大衆に知らしめるかということです。

「発表される感染者が増えてるじゃないかー」しか考えられない人が日本人の大半だし、医者でさえそういう人ばかりです。ただ、話してみると地頭の良い人はみんな理解してくれました。
マスコミの担当や政治家が理解できるかが肝ですな。

永江理論通り、実際には感染は拡大していないかもしくは微増程度ということになれば、経済は再開できるしあとは重症者だけに気を配れば良い。GoToキャンペーンもどんどんできます。1人でも多くの人が気づいてくれることに期待します。専門家会議の先生や政治家の目に止まると良いな。

このエントリーは、医療統計の東大の五十嵐准教授に相談して書きました。もっと詳しい精査を五十嵐先生はしてくれると期待して、五十嵐先生のnoteをお知らせしますのでみなさんフォローしてください。すっごいプレッシャーかけておく。

そんなわけでみなさんも統計についてちょっと勉強するといいと思うよ


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2020年7月22日の記事より転載させていただきました。

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