福山幹事長が政治家生い立ち問題で素晴らしい発言

2020年09月19日 06:01

記者会見する福山氏(立憲民主党サイトより引用)

立憲民主党の福山哲郎幹事長は17日の記者会見で、同党の小川淳也衆院議員が菅義偉首相に対し、国会で生い立ちを説明するようTBSのBS番組で求めたことを擁護した。

産経新聞によると、福山氏は「一般的に出自などでの差別は許されない」としながらも、「首相になられる方は、(生い立ちなどを)それなりにさらされるものだ」「生い立ちなどについては、トップリーダーはある種さらされるものだ」などと述べたとのことだ。

野党の党首や幹事長も政権を取ったら首相などの要職になるから一緒だ。ぜひ有言実行をして欲しい。立憲民主党の幹事長から、こんな素晴らしい言葉が聞けるとは思わなかった。

そもそも、私がFacebookやアゴラで蓮舫氏の国籍問題について問題提起を始めたのは、彼女が最初は私が蓮舫氏は「帰化した」(本人がそう言っていた)とはいえ、日本文化に対する愛着もなければ忠誠心も疑わしいということをアゴラで訴えるという形だった。

それを夕刊フジにも載せてもらえることになって、編集部のほうで裏取りを蓮舫事務所にしたら混乱してまともな返事がこないので、二重国籍の疑いもあると書いたのである。さらに、そのいきさつをネット上で紹介したところ、蓮舫氏側もヤフー・ニュースで、しかも、異例の独占インタビューという形で反撃してきた。

ところが、このインタビューで話したことが、たった1日でデタラメであることがネット民による指摘で発覚し、結局、雪隠詰めになってしまった。

そのときに、当時の民主党幹部のひとりは、さすがに二重国籍の追及を悪いともいえず、人種差別的な意図が裏にあるのではないかという心の奥を憶測して卑劣な誹謗をして真相究明を妨害した。心の裏側に意図があるかもしれないから批判するなど論外だが、謝罪もしてもらっていない。

ところが、民主党、民進党の流れを汲む立憲民主党の幹事長が、「生い立ちなどについては、トップリーダーはある種さらされるものだ」とおっしゃったのは、まことに画期的なことだ。

政治家自身の国籍の変遷や直系の先祖、近い親戚にどういう人がいるのかということも分からなくては、スパイや汚職など不正の監視も摘発もできないのである。海外ではプライバシーとして扱われていないことが日本では、プライバシー扱いされていることはいくらでもある。しかし、それは政治家については少なくともおかしい。

最近は、政治家で配偶者を公開していない人が多いが、おかしな話だ。

ちょっと面白いと最近思ったのは、大坂なおみ選手の両親の名前について、英語やフランス語のWikipediaには出ているのに、日本語版には出ていないことだ。いったいなんのために、国際的に非常識なことが起きているのだろうか。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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