コロナ禍における看護師の環境を聞いて

2020年12月01日 06:00

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少・コロナ対策プロジェクトチーム社会混乱解決担当リーダー)です。

情報交換会

さて、11月28日土曜日は都議会自民党と東京都看護師連盟の皆様との情報交換会が行われました。このコロナ禍において、都内各地の病院から看護部長らが参集され、現場の実態についてお話を伺いました。春先からクラスターが発生してしまった病院からの参加者もおり、来る第3波の最悪ケースについて、当時の経験から情報を共有させて頂きました。

中では、とある病院の報告事例から、政治家である私達が考えるべきことが投げかけられました。実は、その報告に出ていた事例の院内感染してしまった看護師さんは私の高校の同級生なのです。ゴールデンウィークの頃に「コロナで入院した」と連絡があり、自身の経験から気を付けるべき事、現場から感じた事を聞いておりました。その生の声を参考に、東京都福祉保健局や厚生労働省の担当者に、医療資材や病棟内ゾーニング、コロナ患者(疑われる方含む)との接し方などについて、広く周知する為にディスカッションを重ねたのでした。

精神的負担も大きく

また、各病院からは、やはりスタッフの精神的負担が大きくなっている現状や、世間の緊張感と病棟の緊張感の差などの現状を認識し、私達としては、どのような体制で第3波と向き合うかを議論したところです。テレビなどで伝えられる断片的な事ではなく、現場の看護師さんの声を基に医療機関をどうサポートできるかだけでなく、前述の感染例などを踏まえて、広く都民、国民の皆様に有益な情報をお伝え出来るかが課題である事について考える事となりました。

看護連盟の代表団の方々とは、第1波、第2波の時から密に連携し、行政支援として必要な体制を組んではきましたが、現場も含めて、より広範囲に生の声を都議会自民党議員勢揃いでお聞きするという機会は、コロナ禍で初めての会合となりました。

そもそもの基本事項は

私自身が、この会合で感じた事は、「手洗い」「手指消毒」について。各医療現場の当たり前の「手洗い」「手指消毒」の方法が世間には浸透していない事。更に言えば、都内各店舗でも”形だけ”の手指消毒が多くなっており、こういう点から改善していく必要があると強く思いました。そこで、私からも会の終盤に、あらためて「どんな手洗い」「どんな手指消毒」が有効なのか、ご教授して欲しいと聞きました。

すると、先方から返ってきた言葉は、東京都も手洗い指導のPR運動をやったりポスターを貼ったりしているが「本当にそれでよいと思っているのか?」という声も出てきました。実際に、病院の入館時にも「家でやってきたから大丈夫でしょ?」という方も少なくないという報告事例も。

各飲食店には東京都の虹色ステッカーが貼ってあるものの、その店舗によって徹底度合いは異なり、アリバイ的に置いてあるけど入店時に手指消毒を促しさえもしない店舗も実在します。ですので、あらためて、12月の忘年会シーズンには、今一度、「正しい手洗い」「正しい手指消毒」の広報を徹底したいと述べてきました。

智恵を合わせて立ち向かう

今後、看護師の中でも、この道のプロの方々と都内を回って、正しい情報を伝えて、1人でも自分達の街で感染を広げない意識を常に持って頂ける運動を行っていきたいと考えています。都議会最大会派が当初考えていたような「他人に感染させたら罰金」のような手法でなくても、気を付けるべきこと・やるべきことの中でも不十分な点を各店舗から無くしていきたいなと考えます。

12月。だんだん寒くなってきました。ただ窓を開けるというだけでなく、空気の流れを作る換気方法なども重要です。原点に立ち返って、「誰が感染しているか分からない。自分かもしれない。隣の人かもしれない」わけで、ならばこそ私達は「他人に感染させないような行動」「他人から感染させられない行動」を呼びかけ、実践者を増やしていかなければならないのです。

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川松 真一朗
東京都議会議員(自由民主党、墨田区選出)

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