環境、農業、ネットで拓く、新たな責任の時代 - 菅野敦也

2009年03月01日 21:38

「 経済的利害と環境キャンペーン 」

― 「環境問題を世界全体のシステムで考えるべきだ」と主張する。 石油に依存した米国社会、日本での都会暮らしが失わせる人間性など、環境問題への見えない壁の数々。 ―(養老孟司さんに聞く「エコの壁」(上)、環境問題はなぜ理解できないか、NIKKEI NETより引用)

経済成長と温室効果ガスの排出量は、比例する。 成長を高く掲げてのCO2削減は、あり得ない。 産油国が炭酸ガスを減らせと云うなら、原油を売るなと私なら言い返す。 2008年3月、岡山の市民フォーラム会場で発せられた、養老先生の言葉。 ネットを駆使して選出されたオバマ大統領の強い論調と重なり、想起した。

利害絡みのキャンペーンはやめよう、が建設的。

「 大量生産大量消費、大量輸送 」

2000年頃まで、水道栓をひねれば水が出ること、それを当たり前だと私は考えた。 時同じく、インターネットを通して世界中から情報を大量に得るに従い、私の既成観念も大きく変わる。 明日、水が出るとは限らない。

2003年に底を打ち、上昇はじめた国内株式。 2006年、ネット口座の保有株を一旦売却。 「大量航空輸送時代の幕開け」と紙面に躍る見出し、大量消費に励む豊かな米国。 さりとて明日、水が出るとは限らない。

欲望を狙っての消費扇動は、怪しいと直感す。

20年間お世話になった会社を退職、農業に憧れ地方に移住。 その暮らし向きは、山の恵みに海の幸など、期待以上に素晴らしく。 移動と輸送手段を自転車1台にしたことも手伝い、家計支出は圧縮され、およそ半分になる。 何より、自らに課した3年間の修養期間は、インターネットと県立図書館の恩恵を授かり、驚くほど廉価で貴重な自己研鑽の好機を創出。 地域の魅力をいかに伝承して報恩すべきか模索する中、池田先生よりアゴラ参加の快諾を頂き、感謝の念に堪えない3月1日。

拙くとも言論活性化に貢献したいと筆を執る。

「 環境政策と農業振興とインターネット 」

インターネット上の論客の言説を拝読することで、社会の諸々の本質が見えてくる。 なぜなら、考え抜く人の率直な意見が聞けるから。 しかも国内経済を極める御仁、海外から俯瞰するアドバイザー、プログラムを駆使するデジタルネイティブ。 本当に素晴らしい時代になったと、地方都市にて素直に思う。 今こそ、都会の助けを待つのではなく、地方が都会を助ける番ではなかろうか。 環境政策はウェルカムだし、農業振興政策が本格化すれば地方は、大きな役割を担うことだろう。

地方を面白くするにはインターネットが有効で、環境を考えるにしても、農林水産業は外せない。 何より若年層を中心に、雇用創出を頼もしく助けることになる。

天と同様、インターネットは自ら助くる者を助く。

そうして、― 税率を70%ぐらいに引き上げる国家社会主義も、一つの政策だろう。そうやってゆっくり衰退してゆくことが、日本にとって現実的に可能な唯一の選択肢であるような気もする。 ―(池田先生のブログ、資本主義と市民社会より引用)が、直観的に腑に落ちた。

最後に、4割に満たない食料自給率の問題も、目的が未来社会の安寧ならば、解決できるはず。 新たな責任の時代。 利害得失に揺れない言論の活性化を以って、社会貢献できれば幸いに存じます。 スガノアツナリ


[ YouTube、maffchannel(農林水産省)より引用 ]

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