心ない広告の作り手に対して、ひと言。 - 小川浩

2009年04月18日 00:25

門外漢の話ですが、あまりに強く憤慨してしまったので、ここで書いておこうと思います。

少し早めに帰宅したのでWBS(ワールドビジネスサテライト)を最初からみました。内容は関係がなく、ちょっとひっかったのがWBSのスポンサーのCMです。

日揮(JGC)というエンジニアリング会社のCMがそれなのですが、自らを「国境なき技術団」と評するコピーを使っていることに非常な驚きと怒りを感じました。あきらかに『国境なき医師団』のパクリだからです。

営利企業がNPOの崇高な意志を茶化すようなコピーを作ることは、不謹慎なことではないでしょうか。日揮自体はいい会社ですが、それとこれは関係ないでしょう。ビジネスで国境を越えることと、人道のためにそれをすることでは全く意味するところが違います。それを承知でこのコピーを使っているとすれば、ちょっと許せない思いがします。どこの広告会社が作ったか分からないが、責任者出てこい、と言いたくなります。

調べてみると「国境なき技術団」というNPOも存在するのですが(http://www.ewb-japan.org/)、日揮のCMはこれとも関係ないようです。いずれにしてもせめて国境なき技術会社、あるいは技術集団、くらいならまだよいのですが(そのほうが自然です)、わざわざ技術団という、ちょっと不自然な言い方をしているところが恣意的なものを感じざるを得ません。

このコピーについては日揮の社長が新入社員へのメッセージとして掲載されているので(http://www.jgc.co.jp/jp/01newsinfo/2009/release/20090401.html)、ある意味確信犯なのですが、 せめて「国境なき医師団」の信念や仁愛にあやかって、というような説明があればよかったのにと思わざるを得ません。
不遇な人生や不幸な環境に耐えている人たちのために、骨身を削って働いている関係者に申し訳ない、そう思います。

アゴラの最新ニュース情報を、いいねしてチェックしよう!

アクセスランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

過去の記事

ページの先頭に戻る↑