国家戦略としては「何を実行するか」が重要なのでは!?  -前田拓生

2009年12月13日 17:39

菅副総理がご自身のブログで財政出動について述べられています。「今、『第三の道』を模索中」という内容よりも前進はしているのですが、政策になっていないのが残念です(ちゃんと考えてはいるが、「ブログなどで話せるがわけないでしょう!」ということであるのなら良いのですが・・・)。


<財政出動>
http://www.n-kan.jp/2009/12/post-1944.php 

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生産部門の省エネ化は世界でも最も進んでいるため、これ以上の省エネ化には抵抗が大きい。しかし暮らしの分野についてはエコ住宅やエコオフィスへの支援などを組み合わせてうまく運べば環境政策としても大きな効果が望め、経済政策としても需要増大の有力な柱となりうるはずだ。
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確かにその通りのように感じています。では「どうように予算付けをするのか」「何に補助金をつけるのか」などの具体的な“政策”を打ち出してほしいものです。おそらくこの分野において政府がイニシアティブを持って推進すれば、現在の閉そくした経済を打開できるかもしれませんし、これがすなわち「グリーン・ニューディール」なのかもしれません。

しかし・・・

国民の多くが期待しているのは、それを「国家戦略的にどのように推進していくのか」であり、「経済政策としても需要増大の有力な柱となりうるはずだ」というような他人事を、政府の中枢の方から聞きたいわけではありません。

もし、具体的な政策があり、そのために国債増発が44兆円を上回らざるを得ないというのであれば、それはそれで「仕方ない」と言えますし、副総理がおっしゃるように、この政策が「財政支出の何倍、何十倍の需要を生み出す」ものであるのであれば、非常に心強いものといえます。

政府与党は「ビジョン」を“語る”のではなく、“実行する”ことが求められているのであり、その力を国民から与えられているのだと思います。

以前にも同じことをアゴラに掲載しましたが・・・

<今のような「カオス状態」では「国家戦略」が重要!!>
http://agora-web.jp/archives/818378.html

現状、まさに「CO2、25%削減」というものが、国家戦略的なスローガンであり、これによって小さなイノベーションを結合し、大きなうねりを作りだそうとしているのだと理解しています。それを具体的にどのようにしていくのか、つまり、国家が戦略を立てて「飛躍」のためのイニシアティブを取るということが問われているように思います。

イニシアティブを取るだけ(といっても、これが難しいのですが)であれば、それほど多額の資金が必要になるわけではないので、国家財政的な負担は少なく、他方、小さいとはいえ「イノベーション」は創業者利得が取れるので、それが「飛躍」し「うねり」になれば、景気回復の有力な機動力になり得ると思います。

現状、日本経済は危機に瀕しているのであり、時間的な余裕はあまりない中ですから、是非、実効性のある“政策”を打ち出してほしいと思います。

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