勝間和代氏が参考にすべき北朝鮮のデノミ ―中川信博

2010年02月24日 12:14

北朝鮮が昨年デノミと称する通貨政策を実施したが、これが再び北朝鮮国民を飢餓の危機に陥れている。できればこの件に対する専門家の解説があれば、現在一部の経済専門家が民主党政権に提案している金融・財政政策が危険であることを我国国民に伝える好機になるんではないだろうか。そこで素人の私は問題定義だけをしたい。


紙幣を刷って配った北朝鮮
長年、朝鮮半島の問題にかかわってきた救う会全国協議会の西岡会長代行が今回のデノミのような通貨政策の解説をしているが、

行った政策は
・10万ウオンまでを1/100で交換する
期間は11月30日から12月6日の6日間であった
・さらに500ウオンを庶民に支給した
・軍人や党幹部に旧通貨通りの給与を支給した(要するに100倍)

であろうか。そして現在起きていることは
・30倍以上のハイパーインフレ(1対1、100倍になろうとしている)
・市場から物資がなくなっている
・とうぜん餓死者がでている
・貨幣に対する信頼の低下と市場の破壊

北朝鮮は90年代に北朝鮮は深刻な食料不足に陥り、庶民は生き残りのため闇市場を発達させた。当局も2000年代条件付で一部を黙認する形で国民の不満をそらしてきた。市場が形成されると富裕層が出現するが、その富裕層を狙った電撃的デノミであったとの解説が多い。

民主党政権との違いは西岡先生も指摘するように小沢幹事長は金正日よりは独裁者ではなく、失敗のつけを国際社会に求める北朝鮮と国民にその負担を求める我国と違う程度で、その他の政策は類似しているのではないかと思う。

富裕層を目の敵にして叩き潰し、その富を特権階級と低所得層にばらまいた北朝鮮の政策は民主党政権の「所得移転」の発想と酷似しているのではないだろうか。ひとつ違うのは我国では自衛隊は民主党政権から目の敵にされているので、間違ってもおこぼれには預からないだろうが。

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