潮干狩りは雛祭りと関係がある、と聴いて意外に感じる人は多いんじゃないでしょうか。古来より日本人は、春になると野遊びをしてその年の豊年満作を祈願しました。お彼岸で墓参りをするのも花見をするのも、こうした野遊びが背景になっている、と考えられています。
旧暦の3月3日といえば、4月上旬あたりになります。桃の節句、雛祭りは旧暦だとこのころの行事であり、この日に家の中にいてはいけない、という風俗習慣が日本各地にあります。こうした考えの背景には、農耕や漁業といった営みが本格的に始まる季節を前に、身辺を浄め、神仏へ祈りを捧げる、という意味合いがあり、潮干狩りのような磯遊びもその一つというわけです。
そういえば、雛祭りのお供え物に、ハマグリやシジミ、タニシなどの貝類を使うことも広く行われています。ちょうど貝類が美味しい季節でもあります。4月23日、銀座の寿司の名店『すきやばし次郎』で舌鼓を打ったオバマ米大統領も、今が旬の貝を食べたのかもしれません。
神奈川県水産技術センター
アサリの採苗
How feminism became a great way to sell stuff
the guardian
ジェンダーによる「女性差別」に過度に敏感になり、思い悩み、自分に自信がもてなくなっている女性は意外に多いのかもしれません。この記事で紹介されているのは、プラセボ効果による実験です。「このパッチを貼れば、美しくなり自分に自信が持てるようになる」と貼り薬を処方された女性たちの心理的変化を時系列で調べてみたらしい。動画をみると、なるほど、被験者の女性たちは魅力的になり、自信を持っているように思えます。社会的圧力、と感じることには単に思い過ごしの要素が多い。一方、本当の社会的弱者は徹底的に自信を喪失させられてしまうようです。
Negative effects of joining a gang last long after gang membership ends
UNIVERSITY of WASHINGTON
米国の少年少女たちが、どうして不良になり、やがて暴力団のような反社会的組織に入っていくのか、ということを分析している記事です。23ものリスクがあり、そうした集団に入るのには年齢的な「壁」のようなものがあるらしい。思春期におけるリスク排除が重要、ということです。
17 Year-Old’s Science Project Speeds Discovery of New Flu-Fighting Drugs
inhabitat
17歳にしていくつかの科学賞を受賞している「天才サイエンティスト」について書いている記事です。彼は米国カリフォルニアの高校生らしい。コンピュータのシミュレーションを駆使し、致死性インフルエンザの薬を作ろうとしています。まだ進学先は未定ながら、ハーバード大学やスタンフォード大学の間で決めかねているんだそうです。高邁な理想に向かって地道に努力する謙虚な少年、というわけです。
【閲覧注意】世界で唯一の「ペニス博物館」がドキュメンタリーに
KOTAKUジャパン
アイスランドにある「ペニス博物館」は、唯一、ヒトのペニスがなかったんだが、ようやくそれがそろったようです。そんな同博物館がドキュメンタリー映画になったらしい。洋の東西を問わず、ヒトの歴史には人為的に去勢された人々、つまり「宦官」などがいました。日本にはなかったのは、畜産の去勢が根付いていなかったからかもしれません。
アゴラ編集部:石田 雅彦