細野さんとは既に何度か摺り合わせを終えているようだから、若狭さんの新党づくりは着実に前進しているのだと思う。
マスコミの取材攻勢の凄さの一部を垣間見ているから、若狭さんのマスコミ対応がどんどん洗練されて行っていることがよく分かる。
テレビの画面に出る時と、一切のマスコミ取材から逃れて、水面下でしっかり実務的協議を進める時とを上手に使い分けているようだ。
いきなり、若狭、細野、長島、松沢の4人で会合を持たないところがなかなか周到である。
若狭・細野、若狭・長島・松沢、と言ったように、若狭さんが個別に然るべき国会議員と会談を重ねて行けば、結局は若狭さんが新党づくりのコアにならざるを得ないことは明らかだ。
基本的な方向性や重要な政策について一致しなければ、新党を作っても殆ど意味がない、まずは互いに同志と認め合うことが出来るような人間関係なり信頼関係を作れるかよく見極めたうえで新党づくりを進めたい、と考えておられるのは極めて正しい。
スケジュールあり、では決してない、というところがいい。
臨時国会の召集がどうやら1ヶ月後のようだから、まだ1ヶ月の余裕がある、ということだろう。
自民党東京都連の会長選挙はまだ先のようだし、民進党の代表選挙の結果も十分に踏まえて、とにかく丁寧に新党づくりを進めるのがいい。
若狭さんがじっくり構えれば、周りの人が浮き足立つ。
慌てず、騒がず。
機が熟すのを待つようなものである。
こういうものは、成る時は成るものである。
輝照塾が動き出す頃には、新党づくりの骨格が相当明確になっているだろうと思っている。
楽しみである。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年8月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。