資産運用とは「歪み」を解消する社会貢献である

投資というと何だか悪いことをしていると誤解している人がいますが、逆だと思います。資産運用とは、世の中の「歪み」を解消することで社会貢献できる仕事です。

「歪み」とは情報が偏在していて、世の中に行き渡っていない状態です。金融資産の場合は、この「歪み」がほとんどありません。株式の情報は証券取引所でまとめて管理されていますから、誰でも最新の株価を知ることができます。為替もリアルタイムな情報をネット上で簡単に得られるのです。

しかし、実物資産の場合はそうはいきません。

例えば、資産を売りたい投資家がいても、それを購入してくれる投資家が見つからなければ売却をすることができなく困ってしまいます。逆に、資金を有効に活用したいが適切な投資対象が見つからないという投資家もいます。

2つをマッチングすることができれば、「歪み」が解消し、双方にメリットが生まれます。

また、単純に買い手を見つけてくるだけではなく、売りたいと思っている資産を買いやすいように小口化したり、リスクコントロールしたりできれば、買い手が付く可能性がより高まります。

資産デザイン研究所には、様々なルートから資産を処分したい人からの情報が集まってきます。中には、事情があって一般には知られたくない情報もあります。それを、そのまま資産設計実践会のような「インナーサークル」の投資家に紹介したり、ニーズに合うように上手にスキームを作ったりして、買い手を探してくる。売買が成立すれば、資金の流れができ、それぞれの問題を解決できます。

最近、手がけている案件の1つに、地方の温泉宿の売却があります。外国人が大挙して繁盛している高稼働の旅館ですが、別のビジネス展開を考えているオーナーから売却の相談がありました。早速投資したいという人たちを、「インナーサークル」で募り、現地の視察にも出かけようと考えています。

売却したい人にも、投資家にも両方にメリットのあるソリューションを提供するのが、資産デザイン研究所の腕の見せ所です。「歪み」を解消して社会貢献したいと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年6月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。