生き方に悩み、人生の岐路で立ち尽くす若者へ伝えたいこと

こんにちは!肥後庵の黒坂です。

株式会社ARIESの運営するオウンドメディア「ASSIST」に取材頂きました。同メディア、ASSISTは経済を動かし、未来を担う向上心の高い若者をアシストするプラットフォームとして運営されています(掲載された記事はこちら。この度はインタビューを頂き、ありがとうございます!)。

写真は取材いただいたASSISTの編集長と。

取材記事の中では、肥後庵で展開しているマーケティングを始め、大手メディアを活用するノウハウなどもお話していますが、この記事の中では語りきれなかった「これからの若い人に伝えたいメッセージ」についてお話したいと思います。

生き方の選択肢が多い現代

今の時代、ワークスタイル、ライフスタイルは本当に多様に満ちており、わずか10年前にはできなかったような生き方が出来る世の中になっています。

多くの人とは違う生き方をして、それをYouTubeやブログに配信することでマネタイズするのも珍しい話ではなくなりました。例えば海外ノマド生活などがそれにあたります。この場合も広告収入や記事報酬だけでなく、ファンからの支援やスポンサーがつくなど、収入源も多様化しており本当に自由に生きている若者がいるのです。

自由度の低かった思春期を過ごした私からすると、今はすごく良い時代になったなぁと思います。私は昔、高校の先生から進路を提案された時に愕然としました。「あなたは電気科卒なのだから、地元の電気工事事務所で働くのがベスト。もしも経済的に許されるなら専門学校で料理でも学んで料理人にでもなるといい。もしくは家業を継ぐ…。さあ、3つの内のどれにする?」といった趣旨のことを言われました。

…ぶっちゃけ、どれも嫌でした。電気工事士ではなく、英語を使った仕事がしたいと思いましたし、料理専門学校ではなく同い年の受験生と同じように大学に行きたいと思いました。でも、周囲からその選択肢が提案されることはなかったのです。確かに勉強しなかった自分が悪いのですが、「もっとワクワクするような道はないのか?」と思い悩み、結局それを見つけることができないままにニート、その後は生活に困ってフリーター派遣になりました。

もしもあの時、あの時代にアフィリエイトがあれば…ネットで投資が出来るインフラが整っていれば…自分が情報を発信して生きていくという選択肢が提案されていれば…そのように思うことが時々あります。それをいっても、もう過ぎ去った時は戻らないのですが、今はこうした生き方も選択肢として用意されています。

実際、中卒のブルーワーカーからアフィリエイターで稼いでいる人もいますし、若いときから資産を積み上げている投資家もいます。また、YouTubeで広告収入を得たりするなど、本当に若い時からそんな選択肢が指し示されているのは本当に素晴らしいことです。

迷いの本質は選択肢の多さではなく、自信の有無である

ただ当の若者はそう言われても、「自分は恵まれている」なんて思えないと思います。なぜか?それは選択肢が多いほど、悩みと迷いが増えるからではないでしょうか。

それは起業一つとってもそうです。本当に選択肢が増えたと思います。昔は起業といえば会社を辞めなければできないものであり、大きな資金を投資して「一か八か」というものでした。しかし、今は違います。

私はネットショップ起業をした時、会社員をやめずに週末起業でスタートしました。勤務中は会社の業務に集中しましたが、土日祝は自分の時間ですからその時間でビジネスを進めていたのです。また、ネットを活用してマーケティングをすれば、ほとんどお金をかけずに集客や販売ができます。ASSISTさんの記事に書かれている通り、肥後庵の月額ショップ維持費はたったの月1万円。リスクはほぼないに等しい経営をしているのです。

でも、このような選択肢がまるで迷路の入り口に立っているように、若い人を迷わせます。どう生きるか?何をやるべきなのか?そうした悩みが、前へ前へと進んでいた2本の足を止めます。しかし、選択肢が多くて人生の岐路に立たされる、というのは選択肢がなかった時代の人にとっては贅沢な悩みです。

…ここまで「迷いは選択肢が多いからでは?」と考えていたのですが、もしかしたら、それだけでないのかもしれません。迷ってしまうことの本質は、「自分は本当にやりたいことで生きていけるのか?」という、「自信」が持てないことにあるのかもしれませんね。

人生で選択するべきたくさんの道があって、本当に一番のやりたいたった一つのことはもう見つけられている、という人もいるでしょう。

…だけれども、その道で行くことが怖いから、2番目、もしくは3番目くらいにやりたいことで妥協する…そのように思っている若い人も多いと思います。これはどの道を選択するのかに迷っているのではなく、一番やりたい道へ進む自信がないために、次点の選択肢で妥協することを受け入れられず、悩んでいることが迷いの本質だと思うわけです。

世の中にどれだけ選択肢があろうとも、「やりたいこと」はもう決まっている若者もいて、それでも自信がないために迷いが生じている人もいるのだと思います。やりたいことが決まっているなら、後は自信に背中を押され、前へと進むだけなのです。では、どうすれば自信を持つことが出来るのでしょうか?

好きに生きよう。大丈夫、意外となんとかなる!

私から、これからを生きてく若者に自信を持っていただくためのメッセージ、それは「人生はいつからでもやり直せる。好きな時に好きなことをやってもいい。大丈夫、がむしゃらにやれば意外となんとかなるから!」というものです。

私は社会のレールを外れっぱなしで生きてきました。中高はほとんど不登校、卒業後はニート&フリーター、23歳で短大に入学して、せっかくの大企業正社員の立場を捨て、熊本県に移住してビジネスをしています。周囲の止める声や、批判の声は数多くありましたが、全部無視してここまでやってきました。

「そんなことやって失敗したらどうするんだ?」
「もう人生詰むよ?」
「生活保護を受けることになるな。」

そんな具合に散々脅されてきましたが、その時々がむしゃらになって、自分のやりたいことだけを取り組んでなんとかなってきました。もちろん今もそうです。これまで周囲から脅された言葉の中で、その通りに最悪な結果になったことなど、一つたりともありません。

ですので、「恐怖に恐怖する」という状態をもう止めて、「自分ならなんとかなる!」と、たとえ具体的な根拠がなくても構いませんから、とにかく自信を持つことの重要性を理解してほしいのです。

日本は多くの人が悲観的に思うほど悪い国ではありません。好きなことを夢中になってやっていれば、必ず人は見ているものですし、その中には手を差し伸べてくれる人もいるでしょう。

「もう若くないから」
「周囲から止められたから」

という理由で、どうかその人生を小さいままに収めないでほしいと思っています。人生は、自分が一歩進むたびにどんどん世界が広がっていきます。自分の可能性や能力を周囲の意見や常識というオリに閉じ込めることをやめて、開放して本当に好き勝手自由に生きていくのが良いと思います。

そんな若い人へのメッセージを伝えたいと思い、記事を書かせてもらいました。

頑張れ!日本の若者!!自信を持って自由に生きよう!!

黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表

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ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。