こんにちは、2019年広島市議選(安佐南区)出馬予定のむくぎ太一です。
昨日、大学ラグビー界で10年に1度のニュースが起きました。
全国大学選手権準決勝で、同選手権10連覇を狙う帝京大が天理大に7-29で敗れたのです。
【ラグビー部】
第55回全国大学ラグビーフットボール選手権大会
準決勝
ノーサイド
帝京大7-29天理大
(1T1G) (4T3G1PG)相手の徹底したディフェンスに終始、苦戦を強いられノーサイド。10つ目の大学日本一を目指した今シーズン。『チーム秋山』の挑戦が幕を閉じた。4年生の皆さんお疲れ様でした。 pic.twitter.com/AJhQveR5rT
— 帝京スポーツ (@teikyo_sports) 2019年1月2日
ラグビーは1対1の局面を繰り返して前進するという競技の性質上、いわゆる「番狂わせ」が起きにくいと言われています。
ですので、天理大の地力は相当、すごかったのだと察することができます。実際、観戦していても、天理大フィフティーンの出足の鋭さ(ラックなど密集への集散の速さ)、プレーの正確性(不用意なノックオンが少ない、パスが速く丁寧)、チームとしての意思統一など、目を見張るものがありました。今季初めて天理大のプレーを見た私ですらそう感じたのですから、同大関係者や担当記者たちにとっては、王者・帝京大を破ったのはいわば、「必然」といえるでしょう。
特に、前半19分、FWで「認定トライ」をもぎとったシーンは圧巻でした。天理大フィフティーンは「勝負あり」を悟ったと思います(めちゃくちゃ後出しじゃんけんで恐縮です)。
一方、帝京大の連覇は9で止まりましたが、この偉業は色あせることはありません。選手の入れ替わりの激しい学生スポーツにおいて、9シーズンもの長い間、頂点に君臨することの難しさは計り知れないからです。来季はチャレンジャーとして、1からの出直しを期待したいものです。
余談ですが、かつての巨人もV9でストップしました。「10連覇」というのは本当に難しいんですね。
むくぎ(椋木)太一 ジャーナリスト、元読売新聞記者
1975年、広島市生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務などを経て2006年、読売新聞西部本社に入社。運動部記者時代はソフトバンクホークスを担当し、社会部では福岡市政などを取材した。2018年8月に退職し、フリーランスに。2019年4月の広島市議選(安佐南区)に立候補予定。公式サイト。ツイッター@mukugi_taichi1