共同通信が7日朝、「日本、中国批判声明に参加拒否」と報じたことがネット上で波紋を呼んでいる。
記事では、香港の国家安全法制導入に対し、アメリカやイギリスなどが批判する声明を出す際に日本政府も参加するよう打診を受けていたが、拒否していたというもので、共同通信はニュースソースとして「複数の関係国当局者」と記載している。
ネットでは、保守系の有識者らの疑問や批判ばかりだけでなく、左派系も安倍政権の批判材料として取り上げるような騒ぎになったが、サッカー日本代表としてW杯に3大会連続出場した本田圭佑選手のツイートが注目を集めている。
本田選手は近年、経営者としての活動や社会的な発言でも注目を集めているが、「中国批判声明に日本は参加拒否って何してるん!香港の民主化を犠牲にしてまで拒否する理由を聞くまで納得できひん。」と違和感を表明。
中国批判声明 に日本は参加拒否って何してるん!香港の民主化を犠牲にしてまで拒否する理由を聞くまで納得できひん。 https://t.co/WSamf0sClr
— Keisuke Honda (@kskgroup2017) June 7, 2020
さらにこの共同通信の記事の誤報を疑う声も噴出していることを受けてか「この記事が本当なら日本は本気でヤバい。 この記事がフェイクなら共同通信は本気でヤバい。」と喝破した。
この記事が本当なら日本は本気でヤバい。
この記事がフェイクなら共同通信は本気でヤバい。— Keisuke Honda (@kskgroup2017) June 7, 2020
この本田選手のツイートに
地理的な条件の違いも大きいと思います。欧米諸国と違って日本はお隣の国ですから。丸腰で喉元に銃を突きつけられてるようなもんです。
と日本政府の立場に理解を示す人もいたが、記事そのものへの不信感を募らせる人が続出した。
日本のマスコミなんて、信じたらダメです。
報道が事実であれば目先のお金を優先して近隣諸国が蹂躙されるのを黙認する我が国!
明日は我が身なのに 私も含めほんと情けない 先人たちが泣いていると思う
実際、共同通信の配信先の一社、産経新聞は当初以下のURLでこの記事を掲載していたが、
午後になって削除した模様だ。
週明け、菅官房長官の記者会見などで政府の見解が示されるとみられる。