人工妊娠中絶ができる経口中絶薬について、英製薬会社ラインファーマが22日、厚生労働省に承認申請されました。海外では薬による中絶が一般的。しかし日本では認可されず、高額な手術を受ける以外選択肢はありませんでした。
承認されれば国内初の中絶薬となりますが、これに対して日本産婦人科医会は、薬の運用について手術の場合とほぼ同様の扱いとするよう厚労省に要望しています。薬自体は数百円のコストですが、約10万円の負担を要望しているようです。
10万も取るつもりなのか… 「WHOによると海外での平均価格はおよそ740円/日本産婦人科医会の木下勝之会長は… 薬の処方にかかる費用について10万円程度かかる手術と同等の料金設定が望ましいとする考えを示しました」https://t.co/iTwr6Qn3KP
— 望月優大 (@hirokim21) December 22, 2021
産婦人科医会は「母体保護法指定医だけが購入・処方・使用できるようにすべきだ」と主張。「患者に面前服用させ、手術と大差ない料金設定が望ましい」と訴えている。海外では740円で売っている薬を、医師会の利権を守るために10万円で売れという。https://t.co/QGHHjM9d0t
— 池田信夫 (@ikedanob) December 22, 2021
産婦人科医の中でも、10万円は取りすぎと思っている方は多いようです。
「薬で簡単に中絶できてしまうという意識は絶対によくない」「薬の処方にかかる費用について10万円程度かかる手術と同等の料金設定が望ましい」というお考えがあるようですが、WHOは平均価格約740円で「高品質な中絶薬へのアクセスを増やすことで価格を下げられることは国際社会の希望」としています。
— えんみちゃん (@emmi__chan) December 22, 2021
日本の中絶の施策は世界的にはかなり遅れているといいます。これを機に少しでも世界に追いつけるといいのですが。
経口中絶薬が申請されました。承認されると国内初になります。日本の中絶の現状を知ると、世界の産婦人科医は例外なく絶句すると聞きました。女性ファーストの医療でなければなりません。https://t.co/OMjXvkCIdv
— 小川一 (@pinpinkiri) December 22, 2021
医師会の利権に関しては、こんな厳しい声もみられます。
緊急避妊薬も薬局で買えず、経口中絶薬も病気経営のために正規の価格で販売されない、中絶の手術には男の同意が必要、追い詰められて子を死産させても逮捕、妊娠すれば退学させられ、養育費もまともに払われない。なのに性的同意年齢は未だ13歳のままで、生理用品は軽減税率なし。改めて詰んでる。
この異様さが、彼らは分からなくなってる。テクノロジーが進歩しても社会がどういう状況でも、自分らの身分と利権は永久保存されるし、されるべきだと心の底から確信してるんだろう。ある意味医療業界は恐ろしいことになってると感じた。