日本経済新聞に掲載されたマンガ「月曜日のたわわ」の全面広告の騒動は、国連女性機関が抗議をする事態にまで発展しました。ちなみに、UN Women=国連女性機関とは、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのために活動する国連機関です。
一方で、ハフィントンポストの記事でもインタビューされている治部れんげ東京工業大学准教授は、国連女性機関アンステレオタイプアライアンス日本支部のアドバイザーでもありました。
この講義に対する批判も多くあります。
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さらに、当初のハフィントンポストの記事「「月曜日のたわわ」全面広告を日経新聞が掲載。専門家が指摘する3つの問題点とは?」が公表後に修正されていることが指摘されています。
ハフポストの記事改ざん確認した。いろいろ消したけど自分で確認したのでこれが最後。マジでくるってる。やばい。一枚目が現在の記事。二枚目が最初の記事。 pic.twitter.com/aH3dZnu1bT
— もへもへ (@gerogeroR) April 17, 2022
この国連からの要求は「表現の自由の否定に他ならない」との意見が多く見られます。
治部れんげ准教授と「利害関係のない第三者を広告の意思決定に入れろ」って要求かけたビジネスパーソン、あれ国連に「テメーらナニ勢いよく利害相反カマしてくれちゃってんの?」って説教されて欲しいし、これ国連のガバナンスも問われる話だなーと思う。
— 借金玉 (@syakkin_dama) April 17, 2022
仕事が雑だという指摘も。
国連女性機関というのは、表現の自由に関わることに、こんなに雑で拙速な仕事をする組織なのか…… https://t.co/jonrLVCYr4
— Shoko Egawa (@amneris84) April 15, 2022
ただ、記事が出て時間が経ちましたが、当の国連女性期間本部からその後の発信がまったくないのも不思議です。
記事が出てから2日以上経ちましたが、
未だ『国連女性機関本部』から、プレスリリースやホームページでの発表が皆無なのはどうなっているんですか?本当に本部が日経に圧力をかけたんですか?
それとも、そんな資格のない日本支部の暴走なのですか?文責はあなたにあります。
説明をお願いします。 https://t.co/s9k0lh8h1F— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) April 17, 2022
また、ハフィントンポストの議論の立て方がフェアではないという指摘も。
月曜日のたわわの広告は何も悪くないけれど、本物の女子高生は守られるべきと思います。
まるで月曜日のたわわを援護することが「女子高生を守らなくていいと思う派閥」かのように扱われるのは不快です。これは単なる広告表現の議論で、高校生を守りたいと思う大人は議論に関係なくたくさんいます。
— トイアンナ/メディア運営代行 (@10anj10) April 9, 2022
治部れんげ准教授の専門の著作も注目が集まります。
「見たくない表現に触れない権利」をハフポストの記事で主張して"炎上"している、東工大准教授の治部れんげ氏。なんと、著書に『炎上しない企業情報発信|ジェンダーはビジネスの新教養である』という本があるらしい。ジェンダーの教養を修めたとしても炎上するって、自ら証明してしまっていませんか?
— 神崎ゆき (@yukinoko811) April 9, 2022
インタビュー記事なのに、後から言ったことを変えているとなると、今後の議論の展開も期待できません。
これが問題なのは書き換えた内容じゃない。「インタビュー記事なのに、後から言ったことを変えている」ことだ。たとえば記者が書いた記事の内容の間違えを修正するならまだわからんでもない。修正したことを明記すれば。ただ「これはインタビュー」なんだ。当時話したことなんだ。
— もへもへ (@gerogeroR) April 17, 2022
一方、治部れんげ准教授に対話する用意はないようです。
今回、ハフポストの取材を受けた際、何をどう書いても脊髄反射で暴言をぶつけてくる人はいることを予想していました。
私は一定のルールを守れない人に優しく接する時間の余裕はありません。
実害が発生したら即、警察へ行きますし、対話もしません。
— 治部れんげ/ Renge Jibu (@rengejibu) April 9, 2022
個人の怒りと社会正義が曖昧模糊となった、現代を象徴する事案はまだまだ続きそうです。