徳島県小松島市内の県立小松島西高校・食物科で、コオロギパウダーを使った給食を試食で出したことについて、クレームの電話などが相次いでいるそうです。
「子供に食べさせるな」コオロギ粉末給食に苦情殺到 試食2回提供の高校困惑「誤解されている」#給食 #食用コオロギ https://t.co/koamC87rQV
— J-CASTニュース (@jcast_news) February 28, 2023
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この給食は「選択制」だったとのことです。
しかし、その「選択制」にも問題があったのではとの指摘もあります。
代替品の提示がなく、在校生全員に、食うか食わないかの選択を迫ってる
食うの拒否れば一品減るじゃんそして給食に使用された、と明記してある
給食費からかぼちゃコオロギコロッケの材料費が出てる
文盲か? pic.twitter.com/f3XsFBYJcC
— 暇空茜 (@himasoraakane) March 1, 2023
同高校の食物科長の多田加奈子教諭の説明によると、
コオロギパウダーを使った給食は、生徒同士が市販の乾燥食用コオロギを食べるゲームをしていたのを見て、多田教諭がその美味しさに驚き、環境を考えるきっかけにと給食導入を考えた。
とのことですが、美味しいと思ったからという理由で給食に出すのは安易すぎます。そもそもゲームって…。
いきなり給食にコオロギを出したら苦情殺到する事すら、わからないくらい思考停止してるんですかね。
安全性がわからない物を美味しいと思ったからという理由で給食に出すとは安易すぎますhttps://t.co/UiSf1cVigi
— 野沢たくま 桑名市対策委員@参政党 (@takumanozawa) February 28, 2023
日本人でコオロギを食べ続けた人がいない以上、安全性はまだ分からないことが多いようです。
徳島県立小松島西高校でコオロギを使った給食の試食が“子供に食べさせるな”とクレームが相次ぎ試食ストップ。雑食で死骸や小昆虫、また共食いもするコオロギ(蟋蟀:しつそつ)は微毒で漢方でも“妊婦は禁忌”とされ先人も食べなかった。給食など論外。日本だけのSDGsが国民を蝕む https://t.co/JANCuZ0q3l
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) February 28, 2023
先生の善意からの発案でしたが、その論理がおかしいです。
食用コオロギの粉末を学校給食に 全国初、まず徳島で
「食物科長の教諭は「給食に昆虫メニューを取り入れることで、SDGsやエシカル(倫理的)消費を深く考えるきっかけになれば」と期待する」
➡️なぜ給食に昆虫を入れたらエシカルになるのか、
正直分かりません。 https://t.co/HgEUCd7rqm— オルタナ編集長 (@setsumori) February 24, 2023
子供にどうして食べさせるのかといったクレームが多く寄せられているとのことですが、同教諭は、「新しい食材への風当たりが厳しく、誤解されている状況です」と、誤解を解くための説明は考えていなかったようです。「上からは、しばらく動かないようにと言われました」と素朴に回答をしてしまう時点で、大切な何かを失っているような気もしますが。
一方、不買運動にまで繋がってしまったPascoの敷島製パンは、風評被害への法的措置も検討しているそうです。
販売止めれば済む話なのに逆効果しかないわ。#ldnews https://t.co/s9lPuMipar
— 猫組長 (@nekokumicho) March 1, 2023
期待されている昆虫食ですが、消費者とのコミュニケーション不足のために、行政・企業ともに導入の段階でつまずいてしまったかもしれません。