悪いのはテスラ?晴海フラッグ?それともワ・タ・シ?

EVのテスラのモバイルバッテリーという充電装置を始めて使ってみました。自宅の駐車場のコンセントボックスを開けてプラグを差し込み、車とつなぐだけで駐車している間に充電できる優れもの。もちろんテスラの純正商品をネットで注文しました。

ところが、つなぐことはできるのですが、プラグを差し込んでコンセントボックスを閉めようとするとモバイルバッテリーのコードに付いている大きな部品が邪魔になって、どうしても閉めることができません。

結局、自分の駐車スペースでの充電を諦めて、共有スペースの充電コーナーで繋ぐことができました。

テスラ社には購入前に環境を選ばず繋ぐことができるかを電話で確認し、概ね問題ないという回答をもらっていました。

実際、プラグの差し込み自体には何の問題も無く、問題は晴海フラッグの駐車場のコンセントボックスが閉めないと充電が始まらない仕様になっていることが問題です。

ちなみにこの駐車場はIHIの製造によるものです。室内にあるのですから、ボックスなど付けないでもよかったのではないかと考えてしまいます。

しかしIHIの設備も他の会社の接続機器であれば問題なく作動します。テスラ社のものだけ構造上入らないような設計になっているのです。

テスラ社にも晴海フラッグ(IHI)にも落ち度が無いとすれば、結局購入する時にきちんと確認しなかった私が悪いのでしょうか?

しかし、購入する時点でテスラ社のモバイルバッテリーの形状まで正確に把握して、それだとコンセントボックスが閉まらないということまで確認するのはほとんど不可能です。

テスラ社の純正品は今の構造では使えないということで返品をお願いしていますが、不良品だった訳ではなく返金してもらえるかどうかは不透明です。

いずれにしても純正品ではない、モバイルバッテリーを早急に購入しなければなりません。

駐車場のコンセントボックスの変更にはマンションの管理組合での承認が必要だそうです。しかし、管理組合はまだ発足しておらず、意思決定機関が不在の状況です。

確認して純正品を購入して使えなかった。何だかキツネにつままれたような心境です。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年4月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。