FRBが0.5%の大幅利下げ決定:いよいよ利下げサイクルが開始

米連邦準備理事会(FRB)は、18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、通常の2倍にあたる0.5%の利下げを決定しました。

これは労働市場の減速リスクを踏まえたもので、FRBの金融政策は4年半ぶりの大きな転換点となります。政策金利は4.75~5.0%に設定され、今後も年内に0.5%の追加利下げが予測されています。

パウエルFRB議長 Board of Governors of the Federal Reserve System SNSより

事前に50bpsと予想されたためドル円は大きく下がっていません。

今回のFOMCの声明の変化が注目されています。

パウエル議長は、雇用の伸びの鈍化と物価抑制への進展を強調し、大幅な利下げは「後手に回らない決意の表れ」と説明しました。2024年末時点の金利見通しは4.4%に引き下げられ、経済の軟着陸を目指す中、今後も政策金利の調整が続く見込みです。