国家公務員、特に「キャリア官僚」と呼ばれる総合職への学生の人気が年々低下しています。現在の採用試験制度が導入されてから約10年で、申込者数は27%も減少し、2024年度は1万8333人にとどまりました。
キャリア官僚の志願者、およそ10年で3割減 待遇と労働見合わず https://t.co/NhUL9kiykF
— 日経 社会ニュース (@nikkeishakai) June 18, 2025
今年度春の採用試験では合格者数が1793人と、前年より160人少なくなり、試験倍率も過去最低の6.7倍を記録しています。さらに、2023年度には採用から10年未満で退職した職員が203人に上り、これは現行制度下で最多となっています。

人事院HPより
こうした傾向の背景には、待遇や働き方に対する不満があります。学生たちは国家公務員よりも、やりがいやスキルアップの機会に恵まれていると感じる民間企業に魅力を感じているのです。特に東大生の間では、かつて憧れの職業だった国家公務員よりも、外資系コンサルティング会社などを選ぶ傾向が強まっています。
【話題】キャリア官僚の志願者、およそ10年で3割減 待遇と労働見合わず
新卒で中央省庁→10年未満で退職
周りにもたくさんおるわ
コンサルに行ってる人が多い気がするどうせ激務なら、やりがいよりも年収が高い方が良いってなるよね〜
※東大の出身が1割以下…国家公務員にMARCH日東駒専(続く pic.twitter.com/Z1BrGKp6Km
— まめただのゆるふわ (@chuzaiina) June 18, 2025
コンサルティング会社に長くいる身からしてもキャリアの仕事は唯一無二の仕事だと思うし、自分も出向で行っておけばよかったなとも今更ながら思う。待遇面・働き方、真因を捉え解決したいもの:
キャリア官僚の志願者、およそ10年で3割減 待遇と労働見合わず:日本経済新聞https://t.co/WWjejhiYew— 若生幸也/WAKAO Tatsuya (@twakao) June 18, 2025
また、官僚が国会対応で長時間拘束されることや、野党議員によるパワハラの問題も広く知られるようになり、霞が関の職場環境に対するネガティブな印象が広がっています。SNS上では官僚に対する批判や中傷も見られ、公務員としてのブランドイメージは大きく傷ついています。官僚を避けるようになっている状況は、政府にとっても深刻な課題です。
・ただでさえ多忙な官僚に、不要不急の深夜残業をさせる
・パワハラで官僚を体調不良に追い込む
・官僚の体調を心配するどころか、「俺は配慮した、それくらいでダウンする
な」という追いパワハラこういうタイプのサイコパスパワハラクソ野郎、ブラック企業によくいるよねhttps://t.co/AgqQlaHFyd pic.twitter.com/CdEBGYsZV4
— 新田 龍 (@nittaryo) March 27, 2021
こう言っちゃなんだが自民党が与党で立憲民主党が野党第一党にいる限り、悪い形で構造が安定し続けて官僚の職場環境は改善することはないだろうからなー。
— 宇佐美典也 (@usaminoriya) December 10, 2021
政治主導が定着したことで、かつては政策形成の中心だった官僚も、現在はその役割が制限されており、若手職員は日常業務の多くを事務的な雑務に費やしているようです。
>「官僚には他の仕事にないやりがいがある」と迷いを振り切った
ねえよそんなもん
人事や採用パンフに騙されてはならない日本は悪い形で政治統制が効き過ぎているので、官庁は政治の愚行の片棒担がされてるか、政治家の下請けにすぎない
— 賈詡 (@oef4raF1ZW3D4WI) August 13, 2024
こうした中で、人事院は国家公務員の魅力向上に向けた対策を急いでいます。給与面では、2024年度に月給を平均2.76%(約1万1183円)引き上げ、大卒初任給もこれまでより2万9000円以上高い23万円に改定しましたが蟷螂の斧感はぬぐえません。「結局はお金の問題なのではないか」という意見もあります。
だから官僚も給与上げればめちゃくちゃ人増えるって何回も何回も何回も言ってんのに絶対にそれはしないからね、クソだよね。
やりがいだのなんだのでは絶対に増えねーよ、唯一の解決策は「金」であることを人事院は肝に銘じろ https://t.co/Ay8HdTSCtl— 霞の理系 (@KG8hMk6v4F8t9yv) August 6, 2024
年収2000万もらえるスペックの人が800万でも猛烈に働いてくれてるのが中央省庁キャリア官僚なのだが、低所得者層にはそれが本当に理解できないのだろうか
— ゆな先生 (@JapanTank) February 25, 2025
また、人事院は若手職員を中心とした「魅力発信チーム」を今夏にも設置し、各府省が連携して公務員の魅力をホームページやSNSなどで積極的に発信する方針です。
う~ん、草。
>国家公務員の仕事のやりがいや業務を通じて得られる成長の機会など、公務の魅力が対外的に十分伝わっていないとして、今回「公務のブランディングとその発信強化が必要」と提言
–
人事院「国家公務員の人材確保は危機的状況~公務のブランディングが必要」https://t.co/CAA4MKWudp— あかり (@akari_webdev) June 6, 2025
出身大学別の合格者数をみると、最も多いのは東京大学の171人ですが、これは前年から18人減少し、過去最少の人数です。次いで京都大学が112人、北海道大学と早稲田大学が76人ずつ、東北大学が72人と続いています。
このままでは、優秀な人材が官僚を目指さなくなり、ひいては日本の統治能力そのものが損なわれるおそれがあります。官僚をもう少し大事にしないと日本自体がダークサイドに転落するかもしれません。
前川さんってほんとしょうもない人間だなと思うが、もともと人間性がダメというより、十代の頃はずっと親の言うように勉強頑張って東大入って、官僚になってからはひたすら組織に忠実に(天下り斡旋とかも)頑張って、最後の最後で全部ひっくり返されてダークサイドに堕ちたんだろう。
— jo shigeyuki (@joshigeyuki) June 13, 2019
アメリカですら、政治家が官僚叩けば拍手喝采だし、どの国も官僚の待遇がよくなることは稀なんだろうなぁと思ったり。
なお、米国の官僚は大学やローファーム、大手企業幹部のポストを巡回してる超有能人材なので、首切られても然程困らないし、次の官僚候補もすぐ見つかる。
日本だとどうだろ… https://t.co/iq4ocuBpYX— まるこ@元霞が関女子 (@1mdIst) February 23, 2025






