自民党の鶴保庸介参院予算委員長が、参院選の応援演説で「運のいいことに能登で地震があった」と発言したことで、与野党から批判が相次ぎ、参院選の情勢に大きな影響を与えています。鶴保氏は翌日に謝罪と発言の撤回を表明しましたが、記者会見では時折薄笑いを浮かべる場面もあり、元議員などからは「火に油を注ぐ」との声も上がっているそうです。
鶴保氏の薄ら笑いに元自民議員「駄目だ、火に油を注ぐ!」 参院選過半数微妙な情勢で打撃https://t.co/gzQz7fbkum
党幹部の一人は、速やかに離党させるべきだと周囲から進言され「大問題だ。厳しく対応しなければいけない」と語る一方、本人が自発的に離党するほかないとの認識を示した。
— 産経ニュース (@Sankei_news) July 9, 2025
自民党内からも厳しい声が相次ぎ、公明党の斉藤代表や石川県の馳知事は発言を強く非難しています。野党も反発を強めており、立憲民主党の野田代表は「失言のレベルではない」として、政権批判を強めています。能登の被災者からも「許しがたい」「悲しい」といった声が上がっており、発言の影響は深刻です。
「運良く能登地震があった」この発言は何ですか???
この前後の発言を知りたいですが…。
え?
この発言は何ですか?
どうしたらこの発言に繋がるのだろうか…。
ん?
何度読み返しても全く意味が分からない。自民・鶴保氏「運良く能登地震あった」 発言を陳謝・撤回 https://t.co/EJxwwZ4bY5
— 野口健 (@kennoguchi0821) July 9, 2025
鶴保議員、一言ポロッと失言しただけかと思ったら、前後の発言も軒並みひどくて草。 pic.twitter.com/BFb5nCZKPn
— お侍さん (@ZanEngineer) July 9, 2025
この発言は、与党が参院で過半数を維持できるかが微妙な情勢の中で発生しました。中でも和歌山選挙区は、自民党内の保守分裂に加え、維新や無所属候補、さらに参政党まで含めた7人が争う激戦区となっており、情勢は一層混とんとしています。特に、鶴保氏と近い立場にある世耕弘成氏に近い候補が無所属で出馬しており、自民票の分散も懸念されています。
参議院選挙「二階王国」続く保守分裂 和歌山、野党も結集できず
和歌山選挙区は与野党や無所属の7人が改選数1を争います。自民党は二階俊博元幹事長の三男を擁立しました。離党した前参院幹事長の世耕弘成氏に近い候補が無所属で立候補し、保守系が割れる構図です。https://t.co/AwYrVd6pji
— 日本経済新聞 政治・外交 Nikkei Politics (@nikkeiseijibu) July 9, 2025
《参院選情勢予測》和歌山で“二階vs.世耕”リベンジマッチ! 二階氏三男が失った“名参謀”《当落予測付き》
記事はこちら↓https://t.co/Czzpmmoeqs#文春オンライン
— 文春オンライン (@bunshun_online) July 4, 2025
一方、野党側も候補者調整が不徹底で、立憲民主党は維新に候補を譲ったものの、共闘には至っておらず、支持の一本化は進んでいません。こうした中、参政党も支持を伸ばしつつあり、和歌山選挙区に限らず1人区の情勢は予断を許さない状況となっています。
「自民票を食われている」 参院選改選1人区で苦戦の自民、参政党急伸に危機感https://t.co/tGrFrm9Boj
背景として読み取れるのが全選挙区に候補を擁立した参政党の急伸だ。従来の自民支持層の一定数が参政党に流れ、自民は長年議席を守ってきた金城湯池でも追い込まれている。
— 産経ニュース (@Sankei_news) July 7, 2025
鶴保委員長は一連の発言を陳謝・撤回していますが自民党の選挙戦略や政権の防災政策に対する信頼性にも影響を与えるものとなっており、今後の選挙戦に大きな波紋を広げています。
自民 鶴保参院予算委員長「運よく能登で地震」発言を陳謝 撤回https://t.co/bpCOWQq2Y4 #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) July 8, 2025

鶴保庸介参議院議員 NHKより






