共産党・田村智子委員長、参政党演説妨害を事実上容認?

日本共産党の田村智子委員長は22日の記者会見で、参政党の「日本人ファースト」などの主張を「極右排外主義」と批判しました。田村氏は、排外主義には理性や事実に基づいて反論していくと述べ、国会で多数派とならないよう世論を広げたいと強調しました。

参照:「極右排外主義が国会で多数を占めぬように」共産・田村委員長、街頭演説への抗議活動容認 産経新聞

8日に新宿駅前で行われた街頭演説では、参加者が発煙筒のようなものを焚き、現場が煙に包まれる騒然とした様子がSNSで拡散されました。

田村代表は、この抗議は党として行ったものではなく「市民」の自発的な行動だと説明し、演説を大音量で演説を妨害に対抗する手法については、市民が取り組んできた行動として理解を示しました。このことが、街頭演説の妨害を容認するものとして受け取られ、波紋を広げています。

田村智子委員長 共産党HPより

この発言に対して参政党は、言論の自由を侵害するものだと強く反発しました。

さらに、テロや私的制裁の肯定につながる危険性も指摘され、共産党が掲げてきた民主主義や人権擁護の理念と大きく矛盾していると批判が集中しています。

発言を撤回しなければ、共産党が今後いくら民主主義や人権を訴えても信用を失うとの懸念も出ています。

こうした発言の影響は、共産党の支持基盤や政党イメージにも深刻な打撃を与えかねません。田村氏の発言は、参政党に対抗するための戦術どころか、逆に民主主義への信頼を揺るがし、共産党の存在意義そのものを損なうものだと受け止められています。

https://twitter.com/katukawa/status/1958979408641106380

結局、この問題は単なる政党間の対立にとどまらず、日本の民主主義が「言論による闘い」を貫けるかどうかを問う、大きな試金石となるかもしれません。