皇族問題、進展アリ

食品消費税の減税は高市氏が強行突破する感じが鮮明になってきました。何度も言うように私には全く理解できない施策です。もしも私が食品業者なら減税決定を見越して来年春からの価格改定を今から発表します。もしも私が食品スーパー経営者ならレジ改修費をコストとみなして販売価格に転嫁したうえで減税後、食品の特価品はほどほどにします。それは消費者の心理が緩むため、それでも売れるからです。つまりここで起きることは実質的に物価高を更に推し進めるのです。そしてもっと怖いのは2年後に終わるのならその時です。消費者は買いだめして一時的な反動が起きるでしょう。政府はそういう経営への衝撃波を生み出すのがお得意なのしょうかね?

では今週のつぶやきをお送りします。

AI相場は踊り場に

期待と失望がぶつかり合う、これが今の株式相場の全てを物語っていると思います。ブロードコムの決算が期待に届かないぐらいでAI相場全体が崩れるならばAI相場は砂上の楼閣なのかということです。今年の最大の問題はOpen AIとアンソロピックが共に上場する点です。この2社の上場を成功させるためにあらゆる手段を使い、祭り気分を維持するのではないかと思います。しかし、宴の後、つまり両社の上場後に何があるか、ここが埋まらないのです。

日本の株式相場はソフトバンクG以外はAIフォロー型で主体性はありません。昔よく言ったアメリカが咳をすれば日本は肺炎になる、という言い伝えが今回は当てはまると思います。日経平均66000円台はそのふくらみが大きく、この紙風船がパーンと弾けたら日経平均が1万円下げても驚きはしません。ただ一方で多くの人が「日経平均は高いのに俺の持ち株は上がらない」と嘆いている方にはむしろフォローの風が吹きやすい環境が訪れるとみています。

相場に同じ風が吹き続けることは絶対にありません。これは中学校2年生から相場と1日たりとも離れたことがない私が断言します。とすれば次は何にシフトするか、そろそろ考える時が来たのだと思います。ところで円相場が気になります。160円台が常態化するのでしょうか?補正予算が通過したことでPB黒字予想が赤字に転落する点は勘案すべきでしょう。政府は赤字を気にしていないということですが、市場がそう理解しているかは疑問です。またアメリカの雇用が悪くなく、利下げの芽はほぼ消えているので既にあらかた確定的な6月の日銀の利上げによる為替への影響はパッチワークに過ぎないとみています。

皇族問題、進展アリ

先般公務に対応しきれない皇族について皇族数の確保と女性天皇の件が当面の2つの課題とこのブログで述べました。その後、まずは皇族数確保の問題を先に検討するという方針の下、今般、衆参両院副議長が「立法府の総意」の案を了承したと報じられています。回りくどい言い方ですがこの大方針のもとで皇室典範の改正を行うというわけです。

その内容は女性皇族の結婚後の地位を皇族として維持すること、及び、旧宮家から養子をとれることがその核となります。ただし、女性皇族はご結婚後、皇族としての地位を維持するかはマストではなく、個人の意思を尊重したうえで、と言うことになりそうで必ずしも数の減少の防波堤になるかは予断を許さないと思います。一方、養子案ですが、これも誰がどこに行くのか、と言う点においてそう簡単な話ではないと思います。

佳子内親王 愛子内親王 Wikipediaより

養子とは子供がいない家に行くケースが多いのですが、皇族で子供がいないのは常陸宮家のみ。そのお二人は90歳と85歳であります。常陸宮家の名前を維持するなら今すぐに養子をお願いした方が良いかもしれません。三笠宮家と高円宮家も可能性はあります。ただ子供がいる皇族に養子をお願いするのはなかなか難しく、ましてや天皇家と秋篠宮家への養子は現実的ではありません。法律を改正したから急に何かが変わるかといえば長い皇族の歴史の中、そんなに今日の明日、という具合にはいかないような気がします。

金正恩氏の核へのこだわり

金正恩氏は核こそ自国の安定、金家の繁栄と考えている節があります。いや、核についてはイランも執拗にこだわってきました。私は核は広島に落とされた原爆を基点に数十年間、一種のブームのように扱われてきた感が強いと思うのです。極論すれば刀の時代に火縄銃が戦争を変えたようなものです。その戦争は今再び、戦い方が変わってきています。近年の戦争はドローンが活躍していますが、これもあと10年もすれば違う兵器が生まれるでしょう。とすれば核兵器は昔の大筒、つまり扱いにくい大砲と同じようなものになる気がしてならないのです。

とすれば金氏の思想は広がりもないし、創造性もないし、インパクトもありません。そこに今回習近平氏が「やぁ、元気でやっているか?」と訪れます。目的はアライアンスづくりで間違いないでしょう。しかし、朝鮮半島の歴史を見ても朝鮮族と中国が一体感を持ったことはあまりなかったと記憶しています。つまり中国ですら踏み込めない独特の思想とこだわりに対してプーチン氏はうまく利用したのですが、果たして金正恩氏は習近平氏に一定の敬意を表する気があるのか、ここが見どころになると思います。

最終的には金家は金家のやり方で統治するというでしょう。北朝鮮が将来戦争を誰かに仕掛けるかどうかはわかりません。その仮想敵国である韓国はそう簡単にその手に乗らないでしょう。一方、正恩氏は娘のジュエ(主愛)氏を後継にするとの噂も後を絶たず、今回の習氏との面談でジュエ氏を紹介するかも注目です。(25年9月の金氏の北京外遊の際にジュエ氏が同行していますが習氏と会ったかどうかはわかっていません。)ただ彼女も現在13歳前後とされる中、これから思春期を迎え、どんな大人になるのかわかりにくい中で愛娘しか後継候補がいないとなれば金家も先細りな気がします。もうファミリーで統治する時代ではないし、金家が北朝鮮に君臨したのは3代だけであることを思えば、大変革してもよいところだとは思います。習近平氏がどこまで先の先を考えているのか次第だと思います。

後記
めでたくもなんとも思わないのですが、6月6日は私の誕生日。そして人生の節目とも言える65歳であります。社会一般では定年する年、年金をもらえる年齢、一部ではシニア割引ももらえます。カナダでは固定資産税がシニア割引になりました。電車バスも割引です。でもそんなのはどちらでもよいです。思うことは健康寿命を延ばすこと。そして75歳になった時、今と同じぐらいの運動能力、健康状態、頭が曇らないこと、そして経営者として先頭指揮をとれるための徹底した自己管理を続けることが目標です。正直言ってめちゃめちゃハードな自己縛りです。周りはゴルフに飲み会、旅行らしいけれどこれも自分で好きで選んだ人生だと思っています。

では今日はこのぐらいで。


編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2026年6月6日の記事より転載させていただきました。

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会社経営者
ブルーツリーマネージメント社 社長 
カナダで不動産ビジネスをして25年、不動産や起業実務を踏まえた上で世界の中の日本を考え、書き綴っています。ブログは365日切れ目なく経済、マネー、社会、政治など様々なトピックをズバッと斬っています。分かりやすいブログを目指しています。

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