飲むべきウイスキー、飲んではいけないウイスキー

内藤 忍

東京の三宿にあるウイスキーの専門店を夕方から貸し切り、投資コミュニティ資産設計実践会メンバーと試飲会を行いました。この日は、4種類のシングルモルトウイスキーを飲み比べして、それぞれの香りや味の違いを体験しました。

世界的なウイスキーブームが続いて久しいですがこちらのお店にはオリジナルのボトリングされたシングルモルトやマッカラン・ラフロイグと言った有名な蒸留所のヴィンテージウイスキーも多数揃っています。

日本人に人気のウイスキーはハイボールで多くの人がサントリーの角ハイのような大量生産されている市販品を飲んでいます。

でもせっかく飲むなら少し奮発して、良質なシングルモルトを味わってみることをおすすめします。

1本3万円も出せば香り高いウイスキーを自宅で楽しむことができます。

3万円は高いと思うかもしれませんが、ウイスキーは1本で数ヵ月楽しむことができます。ワインに比べれば圧倒的にリーズナブルなアルコールだと思います。ビールよりも安いかもしれません。

ハイボールも良いですがストレートで香りを楽しみ、少しずつ加水して香りの変化を楽しむのもウイスキーならではです。

せっかくならグラスも良いものを揃えて、琥珀色の美しい液体を視覚からも味わいたいものです。

このように飲んで楽しむウイスキーとは対照的に購入しても開栓して飲んではいけないウイスキーも存在します。

それは100万円を超えるような、いわゆるコレクターズアイテム化した超高額プレミアボトルです。

こうしたボトルは希少性によって価格が上昇する「実物資産」です。今後作られることがなく、さらに希少性が高まるオールドヴィンテージならば今後さらなる価格の上昇も期待できます。

実物資産ポートフォリオの一環として値上がり益(キャピタルゲイン)やインフレヘッジを狙ってウイスキーを保有するのは合理的な資産運用戦略です。

つまりウイスキーは、飲むための「体験価値」と、保有するための「資産価値」の2つに大別した方が良いということです。

適正な価格で極上の味わいを提供してくれる数万円のシングルモルトを飲んで楽しみ、超高額ボトルは資産形成の対象として捉え長期で保有する。

ウイスキーは物心両面で人生を豊かにしてくれる奥深い飲み物です。

cagkansayin/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年7月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

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