国内旅行で悩ましいのがホテルの選択

内藤 忍

今回の旅行でメインに滞在した北海道の道東の釧路は魅力に溢れていました。港町の情緒があり、魚介類をはじめとする美味しい食があり、どこかノスタルジックでワクワクする街でした。

ただ、旅の満足度を左右する宿選びとなると選択肢の少なさに悩まされることになります。

今回は口コミなどで評判の良かった「ドーミーインプレミアム釧路」に宿泊してみました。

評判通りサービスの行き届いた良くできたホテルでした。ビジネスホテルとしては完成度が高く気持ち良い滞在ができました。

しかし、個人的に気になったのは部屋にはシャワーだけでバスタブが無く、お風呂に浸かりたければ屋上にある大浴場へ足を運ばなければならないことです。

夜中でも利用できるので確かに便利ですし、大きな浴槽で寛ぎたい人にはお部屋の狭いユニットバスよりも快適かもしれません。

しかし、わざわざ着替えて部屋を出ていくプロセスが億劫に感じられてしまいます。

また自分の部屋で周りの人を気にせずゆっくり入りたいので、誰かがいるのではないかと気になってしまい、行く気が失せてしまいました。

結局、お部屋の狭いシャワーだけでさっと済ませることになってしまい、ちょっと残念でした。

釧路にも探せば自分にとってもっと快適なホテルがあるのかもしれません。しかし外資系大手のヒルトン、マリオットなどはありませんし、宿泊施設のバリエーションが少な過ぎるのです。

この問題は、決して釧路だけに限った話ではなく、日本の多くの地方都市に共通します。地方旅行を企画する時にいつも悩ましいのがこのホテルの少なさなのです。

日本の地方には素晴らしい観光資源や美味しい食文化があります。今回の釧路も札幌に劣らず、いやある意味札幌よりも豊かな観光資源に溢れていました。

しかし、少し高くても質の高い滞在体験を求める旅行者の受け皿となるホテルが圧倒的に不足しています。

選択肢がコスパ重視のビジネスホテルか古くからの温泉旅館の二択になってしまうことが多く、プライベート感のある洗練された高品質なホテルがほとんど見当たりません。

ニーズが無いからといえばそれまでかもしれません。しかし地方都市が観光地としての価値を高め、インバウンドやラグジュアリー層を呼び込むためには、宿泊施設の数だけではなく、質の高いホテルが増えることが必要な気がします。

釧路にはまた近いうちに行きたいと思いましたが、次回はどこにホテルに泊まるべきか悩ましいところです。

b-bee/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年10月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

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