高市早苗首相が10月2日夜のG7オンライン首脳会議を欠席した問題で、釈明を重ねている。当初は「首脳級の会議ではない」と言っていたが、16日の参院予算委員会では、開催時間の確定が遅れ、ディスプレイや回線接続の準備が間に合わなかったと説明した。

出席する必要がなかったのか、出席できなかったのか
会議は2日午後9時半から約30分間開かれ、燃油価格高騰への対応を協議した。日本からは遠藤和也外務審議官が代理出席した。首相は5日のX投稿で、議長国フランスが急きょ開催を決め、英国首相も欠席したことなどを挙げていた。kumanichi.com
ところが、16日の答弁では設備や業者の手配が前面に出た。首相は、大型ディスプレイの準備に加え、回線の接続設定にも業者を呼ぶ必要があり、時間が足りなかったと説明した。「回線業者がいなかった」というより、正確には手配が間に合わなかったという主張である。news.tv-asahi.co.jp
首脳間の通信に機密保持や専用の準備が必要なのは理解できる。しかし、急な国際会議に対応できない体制だとすれば、それ自体が問題だ。技術的な事情を持ち出せば、欠席の責任が消えるわけではない。
「重要な会議ではなかった」と説明
さらに首相は、議題が欧米間のディーゼル価格などへの対応だったと説明し、日本やアジアにとって重要な会議には必ず出席していると強調した。だが、燃油価格をめぐる主要国の協議が日本にとって重要でないのか。代理出席が認められていることと、首相が出席しなくても国益を損なわないことは別問題だ。
当日は午後8時ごろまで、公邸で麻生太郎副総裁ら自民党幹部と会食していた。会議開始までは約1時間半あり、会食と会議が重なっていたわけではない。首相も会食との関係を否定し、会議中は所信表明演説を書いていたと説明している。会食優先と断定することはできないが、国内向けの演説執筆と首脳外交の優先順位は問われる。
この言い訳が本当だとすると、もし東京にミサイルが飛んできたとき「回線がつながらないので緊急対応できない」というのか。首相官邸や公邸の通信設備はどうなっているのだろうか。高市首相は、言葉は勇ましいが、平和ボケしているのではないか。







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