高市首相は「自閉症」という御厨貴さんの発言に非難が集まる

政治学者で東京大学名誉教授の御厨貴さんが、高市早苗首相を「一種の自閉症」と表現し、批判を浴びています。

Smart FLASHによると、問題の発言があったのは10月29日放送の文化放送『大竹まこと ゴールデンラジオ!』。御厨氏は高市首相の政権運営を論評するなかで、公邸で一人で読書することを好むという話を持ち出し、「一種の自閉症ですからね」と発言しました。

一人で本を読むことを好むという話から、障害の名称を持ち出すことには飛躍があります。まして「人の話を聞きたくない」という否定的な人物評と結び付けると、自閉症のある人への偏見を広げかねません。

批判の矛先を首相に向けたつもりでも、その言葉は政治論争と無関係な当事者や家族にも届きます。番組では発言から約20分後、アナウンサーが不適切な発言があったとして陳謝しました。

「自閉症」は放送禁止用語か

自閉症という言葉は、今は医学では使われていません。対人関係に障害のある人は自閉スペクトラム症(ASD)と呼ばれ、福祉番組などでは医学用語として使われていますが、「あいつは自閉症だ」というように比喩や悪口で使うのは、放送の世界では禁止です。

でも日常語では、けっこう使いますね。最近では、東京都知事に立候補した石丸伸二さんがネットで「自閉症だ」といわれましたが、本人は気にしていなかった。

海外では、イーロン・マスクやグレタ・トゥーンベリさんがASDと診断されたことを公表しています。ビル・ゲイツとスティーブ・ジョブズは、公式に診断されたわけではありませんが、ASDの症状があったといわれています。

ASDは対人関係が苦手でも、仕事の集中力が高いので、差別語という感じではありません。高市さんの場合は、仕事に結果が出ていないから悪口をいわれるんでしょう。

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