見るつもりはなかったんだが習慣というのは恐ろしいモノで、日曜の夜8時になると公共放送がついてました。個人的にはタイトル曲がイマイチだな、というところから入って子役の演技に助けられ、ついつい最後までテレビの前に座ってた。ここんところの大河ドラマというのは、子役がカタパルトになって離陸させる、というスタイルが定着してますな。まんまとその戦術にハメられてしまった。
で、ネット上で話題になってるのが、ドラマに出てくる「ならぬものはならぬ」というセリフ。上杉鷹山の有名な言葉のようなんだが意味は逆です。これは会津藩の「什(じゅう)」という組織の「掟」に入ってるらしい。藤原正彦氏『国家の品格』の中にも出てきます。
「什の掟」には長幼の序とか倫理道徳が述べられてて、なんか儒教とか朱子学っぽい。今の時代の人には抵抗があるかもしれません。この「今日は何の日?徒然日記」というブログではドラマの傾向自体について、前作『平清盛』の反動からか「無難戦略」で軟着陸させたのでは、と書いています。さらに「ならぬことはならぬ」が多過ぎ、とも。ただ全体的には期待感をこめて見守るようです。
ところで「RBB TODAY」では、大河ドラマに合わせて福島・会津若松の観光ルート支援を富士通が始める、というサービスを紹介。福島県人にしてみると、会津と中通・浜通の違いって大きいのかもしれませんが、ほかの地方の人間から言えば同じ被災地、という印象。会津と浜通は同じ福島でもかなり方向も別だし、原発震災被害も桁違いなんだが、ドラマ効果で東北へ足を運ぶ人が増えれば、それも復興支援になるかな、という感じがします。
表題のブログでは、このセリフから保守と原理主義との「ならぬもの」違い、について考えています。この二つで比べるとおかしな方向へいくのかもしれんが、「ならぬものはならぬ」というセリフはいろんなことを考えさせてくれる実は奥深い何かがあるようです。
この先、大河ドラマを見たら数え切れないくらい聞かされそうで憂鬱になるんだが、一年を過ぎたら「大化け」の予感もあるセリフだ。政治も行政も経済も、今の世の中には「ならぬものが『なってしまう』」事態が山積しています。「ならぬもの」とはいったい何か。この一年、考えてみたい。個人的には大好きなんだが「ワイルドだろぅ」より、ずっと意味はあるでしょう。
国家鮟鱇
「ならぬものはならぬ」は原理主義?
マニアックさについて。
blog@なんて世の中だ!
だいたいが人間なんてみんな「マニアック」なわけです。自分だけの趣味嗜好がある人のほとんどは。自分だけ、とも限らず、ゴルフやグルメという「汎用性」の高い趣味嗜好以外、たとえばフィギュアやジオラマ、ペタンクなんてやったらた途端に「マニア」なるレッテルを貼られてしまう。アナログカメラあたりもすでにそうです。毎日のようにブログを更新してる人も同じかもしれません。しかし、いったいどっから「汎用性」の高いマジョリティになるんすかね。
望まれる早期の補正予算による経済対策と、意外に盲点なガソリンスタンド廃業加速の話
moltoke_Rumia1pのブログ
個人的にも、このブログに書かれている「ガソリンスタンドの廃業が加速度的に進んでる」という報道は要注意だな、と感じてました。自公政権に戻って景気対策に巨額な税金が投入されることになりそうなんだが、いったいどこにどれだけ手当てするのか、という部分も重要です。GSは地方では特に基幹インフラになってるわりにどこも民間零細だったりする。田舎の街道沿いに廃業したGSが散見されるようになって久しいわけで、GS難民が出現して冬期に灯油も買えず、という事態が起こりそうです。
日本人投手はWBC本番前に確認を! “砂で揉んだ”滑るボールに要注意。
Number Web
なんだかんだで参加が決定したWBCなんだが、この3月2日から始まります。皮切りは日本のヤフードームで第一ラウンドA組、日本vsブラジルの試合がある。第一ラウンドにはキューバ、中国、ブラジルがいるわけで、ここは突破するでしょう。このブログでは、本戦のとき、ピッチャーは気をつけたほうがいいことを紹介しています。日本が三連覇となれば圧倒的だ。なんとしても達成して欲しいです。
拡大する「OEM」や「共同開発」は自動車会社再編の予兆か?
clicccar
日本ってのは世界にも例を見ないほど自動車メーカーが多い国です。米国だってこんなに多くない。クレージーケンバンドの歌に「♪日産 ダイハツ 日野 ホンダ いすゞ マツダ スズキ スバル 三菱 トヨタ~」という歌詞の『中古車』ってのがあるんだが、この記事ではこんなにたくさんの企業が多種多様な車を作る非効率性から各社のOEM化が進み、さらには企業再編へつながっていくのでは、と書いています。もう住み分けも限界、というわけで、世界的な再編も含め、数年で業界が様変わりするのかもしれません。
WHY 2013 COULD BE THE ‘YEAR OF THE PHABLET’
GBR
この「Phablet」ってのは、通話機能を備えた5インチを越える携帯端末のことらしいんだが、スマートフォンより大きくタブレットには小さい、ということです。「Phone」と「Tablet」を合体させた新しい言葉。いろんな試行錯誤や技術的な革新の末、我々はようやく手頃なサイズに行き着いた、というわけです。この記事では、まだ音声通話が必要だし重要、と考えるユーザーが多い、と書いています。
こう言い換えろ→論文に死んでも書いてはいけない言葉30
読書猿Classic: between / beyond readers
あ~これは参考になるわ。こう言い換えれば、なんとなく格好がつく、という事例です。「~はバカだ。」は「~の見解には再考の余地が残る。」とすればいいし、「~は読まなかった。」は「~の評価はまだ定まっていない。」とする。このブログではファイナルチェックで使え、と書いています。
ロッテ×ももクロくらぶ企画で豪華賞品当たるキャンペーン
ナタリー
総統閣下もお怒り(YouTube動画)になるほど入手困難なのがももいろクローバーZのイベントチケットです。映画館でライブ上映しても足りないほどらしい。そんな人気アイドルとロッテ、ファミマがコラボ、というキャンペーン。しかし180名分(プラス10名)だけ、というのが物寂しいです。千人規模で独自イベントくらい開いたらどうかと思う。
「性的虐待経験者が性産業で働く理由とその実態調査 支援編」
キリンが逆立ちしたピアス
なんというか人生には「負の連鎖」というのがあるようです。確固たる自信はないんだが、個人的に離婚した両親の子どもは離婚しがち、という経験則がある。念のため、別に離婚することが悪いこととは限りません。「負」というのは言葉の綾だし、ネガティブ・イメージ、といえば言えるというだけだ。事程左様にデリケートでセンシティブな話題なんだが、セックスワーカーという性産業従事者がいます。これは現実にいるし、できればなくなったほうがいいけれどなかなかなくすのは難しいお仕事です。いったい何が「正しい」のか、という話にもつながるんだろうが、要するにいろんな意味で「二次被害」をなくすためにどうすればいいのか、ということなのかもしれません。
Facebookのモバイルユーザー数が判明:Android 1.92億、iPhone 1.47億、iPad 4800万、Messenger 5600万
Tech Crunch 日本版
なかなか興味深い記事です。アプリの開発者は、ずっと「標準」だったiPhoneユーザーが多く、開発もiOS向けが最初に行われるんだが、実態として世界のユーザーはAndroidが優勢。FacebookもAndroidへもっと注力したほうがいい、というわけ。いわゆる「メッセンジャー」的なアプリは戦国状態で、Facebookも興味を示す。日本ではLINEの優位が続いているんだが、WhatsAppもあるし中国にはTenCentもある。アプリ開発も含め、今年はFacebookのモバイル戦略に目が離せない、ということです。
アゴラ編集部:石田 雅彦