アゴラ研究所の運営するエネルギー問題のバーチャルシンクタンク「グローバルエナジー・ポリシーリサーチ(GEPR)」は、12年1月1日の開設から1周年を経過しました。読者の皆さまのご支援、ご支持のおかげです。誠にありがとうございます。またサイトを更新しました。
GEPRは累計で250万ページビュー、最近では月20万~25万ページビューと国内の論文サイトでは異例となる多数の閲覧数となっています。
東日本大震災と、原発事故により国民的な関心がエネルギー問題で高まり、各所で議論が続いています。GEPRは読者の皆さまがその議論に参加することに役立つように、これからもエネルギーを巡る中立かつ正確で分かりやすい情報を提供していきます。
またGEPRはエネルギーをめぐる皆さまからの投稿、ご意見を募集しています。投稿は [email protected] まで。
また以下の記事を提供します。
1)「放射線防護の革命を今こそ–より安全で安価な原子力利用のために」。(アゴラ版)。オックスフォード大学名誉教授の物理学者であるウェード・アリソン氏から、日本の現状、そして世界の原子力をめぐる寄稿をいただきました。
アリソン氏は、福島事故に対する過剰反応が、日本と福島の復興を混乱させ、世界の原子力規制で過剰なコストを発生させていると、指摘しています。
2)「ハリケーン・サンディ、復旧の遅れの理由-報道番組「ダン・ラザー・リポート」より」。(アゴラ版)昨年12月に米国東海岸を襲ったハリケーン・サンディは甚大な被害をもたらしました。ニュージャージー州の混乱の理由についての報道番組を、現地のエネルギー研究者の協力により要旨をまとめました。
3)提携する国際エネルギー環境研究所(IEEI)の論説を転載します。専門家のグループ電力改革研究会による「ハリケーン・サンディによる米国東部大規模停電が問いかけたもの–停電と電力システム論に関する日米比較」です。サンディの復旧の遅れをより広い視点で分析しています。