都心中古ワンルームマンションは見ないで買っても大丈夫

内藤 忍

アゴラの老後資金に関する記事がアクセスランキング1位を続けています。老後はまとまったお金よりも、毎月決まった収入を手に入れる方法を重視すべきことを説いたものです。具体的な方法として提案しているのが、都心の中古ワンルームマンション投資です。

ワンルームマンションと聞いただけでアレルギー反応を示す人がいますが、新築物件のイメージが悪いからだと思います。新築と中古の違いを理解すれば、その誤解は解けるとはずです。

中古ワンルームの魅力は新築と比較した場合の価格の割安感です。新築物件は購入した瞬間中古になり、価格は2割から3割下がると言われます。自分が住むのではなく賃貸が目的ですから、新築にこだわる必要は無いのです。投資金額を抑え、家賃を高く、安定させることが投資効率を引き上げてくれます。

中古ワンルームの中でも、東京の都心物件を狙えば、空室リスクは極めて低くなります。都心には単身者が流入を続けていますから、今後も賃貸ニーズは高いまま推移すると予想できます。私が管理を依頼している会社の物件の現状の入居率は約99%ですから、空室リスクはほとんど無いと考えてよいと思います。

このような中古ワンルーム物件は、インターネット上で検索しても見つけることができません。なぜなら、ほとんどの場合、不動産販売会社が直接の売主になっているからです。インターネット上で見つけられる物件は、仲介物件になり仲介手数料が3%かかります。売主になっている未公開物件は手数料は価格に含まれています。

販売会社が売主になっている中古ワンルームマンションは、物件を見に行く必要はありません。実際、私も今まで購入した物件はすべて、現地に行かずに購入し、その後も現地に足を運んだことはありません。

なぜなら現地に行っても、投資判断に有益な情報はほとんど得られないからです。既にテナントが入っている物件ですから、内覧はできません。場所や外観を確認するだけなら地図や写真でチェックできます。また、既に販売する不動産会社や提携ローンを提供する金融機関がチェックして、融資を付けて販売可能な物件が厳選されています。素人が1時間程度見ても、それ以上の情報が得られることはほとんど無いのです。

インターネット上に公開されない中古物件投資では、物件のチェックより信頼できる会社から購入することの方が大切です。3月にも物件選びの3つのポイントセミナー定員10名の究極のポートフォリオセミナーを予定しています。

リスクをできるだけ抑えながら、安心できる老後の準備をしたい人は是非一度出席してみてください。セミナーから一歩を踏み出し、人生を変えた人がたくさんいます。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2017年2月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。