尖閣諸島の漁船衝突問題ー小谷 まなぶ

小谷 まなぶ

 尖閣諸島の漁船衝突問題は、日中間の領土問題に発展して、日中国交回復以降で、一番厳しい状況にあると言われている。


 昨日、中国の元国営機関紙で総経理(社長)をつとめていた中国の要人とお会いして話をした。その際に、話していた内容を紹介したいとおもう。『尖閣諸島の漁船衝突問題は、漁船がぶつかった事が大きな問題ではなく、衝突した後の処理が、日本の国内法で処理していることに、中国側としては、問題を感じている。日中間で領土問題あるのは、日本政府も知っているのに、この処理方法に関して、海上衝突に関する国際法で、処理を行えば、ここまで問題が大きくなることは無かった。尖閣諸島の領土問題は、今から30年ほど前に、日中間の取り決めで、解決できる時期が来たら、解決しよう。と将来に問題解決の手段を日中間で引き伸ばしたが、今回、日本が突然、尖閣諸島で行った問題に対して、日本の国内法で断固たる処置をすると語り始めれば、中国側としても、領土問題に関する主権があることを唱えなければ、中国側には、領土問題がなかったことになる・・・』と語っていた。

 それと、付け加えて話していた。『去年、民主党に政権が変わったときには、中国にたくさんの国会議員が来て、日中友好のイベントを行っていたが、同じ党でも、政権が変わったとたん、突然、日中間の領土問題に刺激することを行った。中国人民も民主党の行動が良く分からなくなる。』と話していた。
 日中友好は、日本と中国の間で可能か?という質問をしてみた。その要人は、『日中友好は、若い世代を中心に可能だよ。私の子供も、日本のことが好きで、アニメ、ゲーム、漫画本など、家にある子供の物の多くは、日本のものです。東京に行った際には、秋葉原や渋谷などに行って、たくさん買い物してきましたよ。』
 と、話していた。
この話は、決して公式な話でもなく、個人的にお付き合いしている方からの話を書いてみた。中国には、もうすでに3万社を超える日本企業が進出していると言われている。中国が改革開放路線をたどってから、多くの日本人が中国に来て社会貢献できる事業を行ってきた。中国人は、日本メーカーの製品が好きな理由は、そのような企業努力があったからである。私自身、中国在住の日本人として、あまり騒ぎを大きくするのは望んでいない。両国が平和で、経済的な発展ができれば、それでいいのではないだろうか?

■小谷まなぶの中国ビジネスブログ

コメント

  1. pacta より:

    領土問題はきっかけで、日中共に経済発展に取り残された層が不満をぶつけやすい所にぶつけている、という意見も散見されます。
    定量的なデータがなければ実際の所は分かりませんが、中国での経済格差の広がりを指摘する記事は多いですし、低コストな中国の労働者に仕事を奪われたことが、日本の労働賃金の低下の一因なのは確かでしょう。
    自由貿易が経済全体には良い効果を現すのは確かでしょうが、その恩恵が全ての人間に公平に降り注ぐわけではないので、経済発展で問題を解決するのは難しいのかなと思います。