まねきTV判決についての記事のコメント欄で、現役の裁判官を含むみなさんの論争が続いています。これ自体は小さな事件ですが、その直後に最高裁の出したロクラクについての判決と合わせ考えると、最高裁はテレビ番組の第三者による無許可のネット配信を全面的に禁止したものと考えられます。
この一連の判決の「射程」はテレビ番組を超え、ホスティングやハウジング全体に及ぶおそれがあります。インターネットによる通信を「公衆」送信とする現在の著作権法は妥当なのか、機器を設置している業者を公衆送信の「主体」と考えるカラオケ法理をインターネットに適用すべきなのか、など今回の判決はいろいろな問題を含んでいます。
この問題はこみ入っているのでコメント欄ではわかりにくいため、アゴラでは投稿を募集します。法律論だけでなく、技術的・ビジネス的な問題も論じてください。現役の司法関係者が実名を出せない場合には、ペンネームによる投稿でも結構です。投稿規定はこちら。
