前回の記事「【電波利権崩壊】日本全国誰でも東京の地上波番組が見れるようになりました!」で地デジ難視対策衛星放送の一時利用を使えば日本全国誰でも簡単に東京の地上波が見れることを紹介しましたが、その地デジ難視対策衛星放送が黒フリーオさえあれば、一時利用に申込をしなくても見れるようになりました。(参考サイト 録画人間の末路)
フリーオとは地デジをパソコンで視聴録画するための外付けのチューナーです。最大の売りはコピー制限のかからない状態で番組を録画できることです。このフリーオは以前からB-CASカードをネットで共有することによってB-CASカード無しで視聴録画できていたのですが、この大本のB-CASカードが地デジ難視対策衛星放送に対応しました。
フリーオには三種あり、白色のフリーオとExpressカードは地上波デジタル専用で、黒色のフリーオはBS/CS専用です。この黒色のフリーオを使えば地デジ難視対策衛星放送が見れるようになります。値段は公式サイトで29,800円です。
地デジ難視対策衛星放送の一時利用とフリーオの違い
1.フリーオは日本全国で民放5局(フジテレビ、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京)とNHK総合、NHK教育が見れる。
地デジ難視対策衛星放送は申し込んだ地域にある地方テレビ局の系列の東京キー局しか見れません。例えば宮崎県は民放が2局しかありませんから、地デジ難視対策衛星放送に申し込んでも結局東京の民放2局しか見れません。東京の民放5局を見るためには東京や大阪の知り合いの人に頼んで、自分が持ってるB-CASの番号で地デジ難視対策衛星放送の一時利用に申し込んでもらうなどしなければなりません。しかしフリーオを使えば、簡単に東京民放5局を全て見れます。
2.地デジ難視対策衛星放送の一時利用は視聴可能期間が半年程度ですが、フリーオは予定では2015年3月まで視聴可
フリーオにメールで確認したところ、ネット共有しているB-CASカードはホワイトリストエリアでの登録だそうですので、フリーオが途中でサービスを停止したりしない限り2015年3月まで見れます。
3.フリーオはHDDレコーダーなどでは見れず、ネットにつながったパソコンが必要
フリーオはパソコン用のチューナーなので当然HDDレコーダーでは使えません。またフリーオが立てているサーバのB-CAS経由で地デジ難視対策衛星放送を見る場合、ネット環境が必要です。もちろん自分が持っているB-CASカードを地デジ難視対策衛星放送に登録して、それをフリーオに差し込んで見ることもできます。
フリーオがやっていることをいかがわしいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそも無料放送にスクランブルをかけること自体が極めておかしな行為です。しかも地デジ難視対策衛星放送の運用には国費が投入されています。そのようなサービスが誰でも見れる状況にないことがおかしいのです。
私はこれでさらに電波利権の崩壊が進むのではないかと期待しています。
平成の龍馬(多田光宏)
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