オキナワ問題とマスメディア

石田 雅彦

沖縄基地問題とマスメディア。報道の立ち位置をどうすべきか。例の松本龍前復興相や鉢呂吉雄経産相の発言あたりから「オフレコ」問題が取り沙汰されるようになってきたんだが、表題ブログでは、琉球新報は読者に正しい情報を提供していないのでは、と書いている。そもそも公人には、オフレコもオンレコもありません。
沖縄にはいくつか新聞メディアがあります。琉球新報、沖縄タイムス、宮古毎日、八重山毎日などで各紙、いろいろ立場があるようで同じ記事でも当然、温度差がある。これは「地元紙で識るオキナワ」というブログで、今回の防衛局長オフレコ発言と更迭、一川防衛相の問責問題などでの各紙の扱いを紹介しています。
マスメディアにとって、完全に中立な不偏不党の立ち位置、というのは、人間が作っているもので作り手の主観が入る以上、困難と思うんだが、その際は最低でも両論併記が基本。中立を装っていながら、あからさまな誘導や悪意のある示唆をすることは当然、糾弾されるべきです。もちろん、地元紙だから立ち位置が違う、どちらの側に立つ、というなら、それを明確に主張しつつ読者に判断してもらえばいいわけです。
日比野庵 本館
普天間を知る権利と知らせる責任


震災復興。街作り。表題の記事では、被災地での雇用や人手不足の問題を紹介しています。現地では、かなりの好条件でハローワークで募集しても建築技術関係の人材が集まらないらしい。政府行政研究機関などでいろいろ計画は考えられているんだが、ゼネコンやシンクタンクだけが儲け、地元の人に還元できない復興は無意味では、というわけです。震災復興の対応は各自治体でもバラバラ。津波被害の教訓を活かしきれない計画もある。なにしろ「復興災害」(山本拓哉のひとりごと)という言葉もあります。その一方で、防災と街作りは対岸の火事ではない。自分の住む街でも真剣にリアルに考えなければならない問題でもあります。「早稲田都市計画フォーラム」は、2011年12月11日に「風景の再生に向けた沿岸部のまちづくりと防護施設」という有料セミナーを開催。「東京都の震災復興シンポジウム」では、来年2012年1月10日「天災に強い街作りとは何か、パネルディスカッション」(無料)を開く。
みちのく仕事
「被災者が主役にならなければ」釜石の復興に奔走

技術。不思議な動き。これは厳密な意味ではロボットじゃない、と思うんだが、祭りの夜店で売ってそうです。スレッドで紹介されている米国のリモコンカーがバカバカしい。意見を読むと、だいたい考えることはみんな同じのようです。
(*゚∀゚)ゞカガクニュース隊
ハーバード大が制作した 「軟体動物ロボット」

SNS。個人情報。コロコロ変転し、ユーザーが把握しずらいfacebookのプライバシーポリシーが問題になっています。表題ブログでは、ザッカーバーグの考え方とそれに対して反対してきた人たちの意見を紹介。個人情報といえど「透明化」への流れの中では秘匿されなくなっている、と書いています。また「ブログヘラルド」の記事では、EUはかねてから個人情報を広告主に提供しているfacebookを「標的」にし、1月から規制を強化する、と紹介。こっちの「エンンターテイメントニュース Of Masaki」ではFTCとの和解記事から、危なっかしいfacebookのプライバシー問題が少しは改善されるかも、と書いています。最後に「円と生活」が、facebookがロケーションサービスのGowallaを買収、という記事を紹介。これはスマホ市場参入への布石かもしれません。ただ、スマホ自体、個人情報保守については怪しいわけで「Kazumoto Iguchi’s blog」では、スマホはスパイフォンだ、と書いてます。
歌田明弘の『地球村の事件簿』
フェイスブックはストーカー?

自転車。共存。この問題、表題のブログでは、自転車が起こす事故から、インフラ整備はすぐにはできない、運転者の意識とマナーで解決できるはず、と書いています。この「都市計画・まちづくり・地域再生編集日誌」では、チェスター・リーブスという米国の歴史学者が書いた『世界が賞賛した日本の町の秘密』という本から、都市計画と車社会、自転車との共存について考えています。また「官庁通信「今日の話題」」では、国交省の分科会で「車主役から人・自転車も含めた多様な道路利用者が共存する道路空間」へ、車、自転車、歩行者などによる道路空間の再配分といった議論が行われていることを紹介しています。
交通事故示談ナビ
自転車と事故 加害者にならないために

映画。これは懐かしい。若い人にはちょっとわからないキャラ設定なんでしょう。オールドwファンにはたまらないリバイバルなんだが、今のご時世、こんな連中がいても問題が複雑すぎて、このブログ主のように、なかなかスカッと解決、とはいかないのかな、と考えさせられます。
とりあえず、コメントです
ワイルド7

経済学。囚人のジレンマ。現実の世界はゲーム理論のようにはいかないことも多いんだが、ある論文から紹介された最後の裏切り者とフリーライダーのゲームとモチベーションの付け方がおもしろい。いずれにせよ、ゲームの参加者は相互理解が大事、ということ。これはTPP問題なんかにも関係しそうで興味深い記事になっています。
ニュースの社会科学的な裏側
経済学を学習すると疑心暗鬼に陥る

書評。英訳『1Q84』。表題ブログでは、村上春樹氏が人気の秘密や表紙写真のモデルを探り、欧米人の日本人イメージと「青豆」との比較などを考えています。ずっと疑問なのは「Q」が「9」というのを外国語圏の人は理解できるのか、ということなんだが、小文字の「q」が「9」に似てるからだとか「クエスチョンのQ」だとかいろいろ意見があります。英語版のWikipediaでは日本語の言葉遊び、とさらっと書いてある。で、これは「the Atlantic」(英文)で紹介された翻訳者(共訳)へのインタビュー。日本語の表現が英語より曖昧か、という質問を否定。登場人物「坊主頭」の英訳をどうするか、では著者と共訳者との間でディスカッションがあったようです。
Superbowl[s アイノメディアドランカ
『1Q84』の英語版の表紙を見てわかったかもしれない村上人気のヒミツ

女子サッカー。元祖なでしこ。流行語大賞にもなった「なでしこJAPAN」なんだが、これは彼女たちのご先祖さまか、という記事。卒業生が、フットボールで大根足になった、と書いていることも紹介され、なかなか興味深い発掘、というわけです。
ガハろぐ
大正時代の女学生が、袴姿でサッカーしている写真を発見…香川・丸亀市

結婚観。女性優位。理想は専業主婦だが、結婚後も夫婦別姓がいい、という女性が増えているらしいんだが、どうもいろんな意味で女性のほうが人生を謳歌してるように思えます。表題ブログでは、朝の連ドラから、ヒロインたちの結婚観を紹介し、恋愛結婚じゃなくても幸せになれるのでは、と書いている。これは「Garbagenews.com」の独身者の意識調査を分析した記事なんだが、なぜ独身でい続けたいのか、という問いに対する男女の回答差が興味深い。男性で「異性との交際が自由」が急落してるのに比べ、女性の「行動や生き方が自由」が増えているのが象徴的です。
碧(あお)い日記
NHK朝の連続ドラマ「カーネーション」の結婚観に唸る、そして色々考えさせられる