オイシイ有権者層をどこがすくいあげるのか

アゴラ編集部

民主党の執行部とその他大勢の議員の間にある深くて暗い乖離、というのは、小沢一郎一派を追い出しても残ってたわけです。野田総理が解散総選挙に打って出た背景には、岡田克也氏や前原誠司氏らの策動があったと思わざるを得ない。岡田氏は議員を辞めても食ってけるし、前原氏はこのままだとジリ貧で焼けっぱちだ。離党者が続出し、その中にはまさかの自民党へ逃げ込んだ人さえいる。すでに民主党は、政党の呈をなしてません。求心力を喪失し、空中分解するかもしれません。


表題ブログでは、鳩山代表時、まだ民主党に自民党に代わり得る可能性があった段階で解散総選挙すべきだった、と書いています。鳩山氏は迷走する民主党を象徴するような存在だったわけで、彼がこのまま引退する、ということになると一縷の望みがありそう、でもないか。いずれにせよ、民主党は崩壊状態なので、かなりの潜在有権者が期待できる日本のリベラル層の受け皿は、今、宙に浮いたカタチになってます。早いもん勝ちかな。
ほろ酔い浅慮
鳩山氏引退(?)


貞本アニメ・メルセデス・ベンツ「NEXT A-Class」がとてもけしからん!もっとやれ!
みたいもん!
アニメ『王立宇宙軍~オネアミスの翼』や『新世紀エヴァンゲリオン』の貞本義行氏による企業宣伝アニメなんだが、これがよくできてるとネット上で評判です。最後のラーメン店主人のセリフによると続編も期待できそうだ。しかし近未来の東京がたのし過ぎる。スカツリーが林立し、雷門をベンツがドリフトで駆け抜ける。あと、このための専用ベンツのサイトも秀逸。筆者はBM乗りなんだが、このプレゼントが欲しいです。

パレスチナ問題におけるアメリカの能動性と主体性が低下しているようだ
Be unpatriotic!
大統領選挙、という桎梏から解放され、オバマ大統領は当面、好きな政策を実行できるようになってます。中東は鬼門、というわけで混乱状態には手を付けず放置したい、というのが本音なんだろう。このブログでは、アノニマスがイスラエルをネット攻撃した、という報道から「戦争の民営化」についても書いています。ネット攻撃も戦争なら、依然、逮捕されない「遠隔操作ウイルス」の犯人も一種のテロリストだ。パソコンはネット時代のAK-47というわけです。

逆境に強い日本企業
BLOG ニコン
中国での日本製品不買運動なんかに強そうなのはキヤノン、ソニー、ニコン、カシオ、任天堂……というわけなんだが、ちょっとおもしろいのは資生堂がランキング入りしてることです。デジカメ系の精密機器メーカーとゲーム会社はわかるんだが、資生堂ってのは30年くらい前から中国市場へ食い込もうとしてきたらしい。まだ中国女性がスッピンで歩いてるころです。無人の野を行くようなもんだったんだろうが、こうした下地があり、中国市場で強い支持を受けてるんだろう。

ゲーム新作にはカニエ&コモン、J・コール、タンクらも参加
bmr.jp
ウエストコーストのラッパー、ゲーム(The Game)って人の新作アルバム『Jesus Piece』について書いてる記事です。このゲームさん、バスケットボールがうまかったんでワシントン州立大へ入ってます。まあ、出自がけっこう凄絶な環境なんで、在学中にドラッグ取引に手を染め、その結果、揉め事に巻き込まれ、銃で撃たれて重傷を負う。入院中にラッパーを志した、ということらしい。キアヌ・リーヴス主演映画『フェイクシティ』っていうロス市警の腐敗を描いた救いようのない作品にもヤクの売人役で出てる。米国では日曜礼拝にも行かない人が増えてるんだが、ゲームさんはこの新作アルバムのコンセプトを教会に行ったときに感じたらしい。救いようのない世界に何か救いを見つけよう、ということです。

コクヨ、マックス、ぺんてる、ナカバヤシ オフィスIT化とスマホ普及で逆風の文房具業界
キャリコネ
こないだプラスの人と話したんだが、各セクションを競わせるカンパニー制度のもと、けっこう業績を上げてるようです。Yahoo!が筆頭株主のオフィス用品の通販会社、アクスルはプラスの元子会社。この記事では、中の人の声を紹介しつつ、デジタル文具の普及で文具業界は大変、と書いています。

JUSTICE DEPARTMENT MIGHT CRACK DOWN ON PATENT TROLLS AS GOOGLE URGES ACTION
BGR
Googleのパテントトロールについて書いている記事なんだが、他社を訴える目的で特許を買いあさることが、とりわけIT産業の技術革新を著しくそがいしているんじゃないか、というわけです。特許が乱発されている状況が、こうしたGoogleがこうした戦術をとる背景にある。特許取得のハードルをあげるべき、という意見もあるが、技術的イノベーションが阻害されかねません。

マイクロソフトはアップル以上に革新的になりつつある──ウォズニアック氏が懸念
Computerworld
やはりまだこの人はアップルを愛してるわけで、アップルでもGoogleでもない新たな方向を意欲的に模索し始めたマイクロソフトの攻勢に強い危機感を持ってるらしい。まぁ彼は「いいヒト」なわけで、どこかの「暴君」のようには振る舞えない。「暴君」亡き後のアップルは仲良し集団になってるんだが、両立なんてできるんでしょうか。

小学校段階で教員は理系と文系に分けるべき
matsui michiakiのブログ

小中高の教育で大事なことの一つは、教員の情熱、パッションであり、不得意な分野を教えざるを得ない現状は変えるべき、と書いているブログです。これは確かにそうなんだが、ただ人的資源で問題はあるでしょう。また後半では、不得意科目でも失敗を恐れず、教員が生徒と一緒に悩んだりつまづいたりするほうが教育効果が高いかも、と考えている。人的資源の限界は、教員の意欲や姿勢によって乗り越えられる、というわけです。

リスク許容度の低下をたどる映画界、これだけの事実
MY BIG APPLE
このブログで紹介されている低予算映画の代表作『ブレア・ウィッチ・プロジェクト(The Blair Witch Project)』なんだが、映像を観てると車酔いしたように気分が悪くなります。ホラーだから怖い、というより、そっちのほうが効果が高かったような気がする。同じ手法で成功はもう見込めないでしょう。で、最後の、映画ポスターに使われているフォントの話が興味深い。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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