自公連立の第二次安倍内閣が発足しました。麻生太郎氏が副総理兼財務・金融相、経済再生担当相に甘利明前氏(社会保障・税一体改革担当相も兼務)、外相は岸田文雄元氏、防衛相は小野寺五典氏、稲田朋美氏が行政改革担当相、森雅子氏が少子化担当相、公明党の太田昭宏氏が国土交通相……。総選挙では必ずしも自民党が国民の負託を得たわけでもないんだが、筋書き通りでおもしろくもなんともありません。
リーマンショック以降の世界的な大不況と金融危機で、日本経済も青息吐息だったわけです。その間、中国が伸長し、世界における日本の立場や影響力も相対的に下落傾向にある。こうした状況下ではナショナリズムが勢いを増すわけで、その結果、「日本をトリモロス」と連呼した自民党や石原慎太郎氏というタカ派的政治家を要した日本維新の会が議席を伸ばした。ただ、外務・防衛の閣僚をみると、必ずしも対外的に強硬姿勢をとるわけでもなさそうです。
ネット上では議場で一人ポツネンとしていた野田前総理の姿がクローズアップされてるわけなんだが、ご祝儀相場か、株価も高くなり円も安くなって年末大売り出し状態です。この「どーか誰にも見つかりませんようにブログ」では、アベノミクス・トレンドに乗れ、とばかりにどんな銘柄がいいのか、レクチャーしてくれてます。しかし、家電に乗るか。そりゃアブナイんじゃないでしょうか。
この「陽光堂主人の読書日記」というブログでは、安倍内閣は「自公中心の大政翼賛」で国民に苦役を強いる政権だと書いています。米国やらの陰謀論はともかく、衆議院で2/3以上確保してるわけで来年夏の参院選の結果はそれほど関係ない。参院の否決を衆院の戻して強行採決するのは必至、というわけです。
マスメディアは政府を叩いて部数や視聴率を稼ぐわけで、さっそく新政権叩きが始まってるようです。安倍ファンの多いネット上の反応も素早い。表題の記事では、マスメディアはどんだけ安倍総理が嫌いなんだ、と呆れています。いずれにせよ、政治家や官僚、大企業、地域のボスばかりがいい思いをする時代に戻るのか、それとも庶民のほうを向いた心の通った政治をするのか。この政府についてはあまり甘い顔を見せず、最初から厳重監視です。
はちま起稿
【これはひどい】中日新聞「安倍内閣を名付けるなら?」 → 「ネトウヨ」「まぐれ敗者復活」「福島圧殺」など
FAB1,もしくは林家ペーと枯葉マークのクラウン
diary in situ
ここんところ日本企業の製品開発ってのは、顧客志向を見失ってずいぶんと迷走してます。スマホ連動型家電なんて無駄なことも、ネット上では失笑気味にからかわれてるんだが、今度は車で「痛い」もんが出てきました。ピンクのクラウンだとっ? 暴走族かよ、とさんざん突っ込まれてる。この岡本裕明氏の記事のように、本当に日本企業ってのは、せっかく大事に育てたブランドをいとも簡単に変えたり止めちまったりする。私の祖父は観音開きの黒い初代クラウンに乗ってたんだが、こんな色の車にはあの世で嘆いてることでしょう。
【恐ロシア】 プーチン大統領「世界の終わりの日がいつなのか、私は知っている」
ゴールデンタイムズ
12月22日に世界が終末を迎える。マヤ暦による大騒ぎもあったんだが、まあ、プーチンさんの言うことでなら私だってそれは知ってます。ネット上の声も「そりゃそうだ」というものが多い。ただ、太陽系が終わるだけで、別にこの世界が終わるわけじゃありません。しかし、45億年くらいたってれば、人類がまだ存続できてるかどうかさえ危ういです。
「良い写真」自動選出サービス登場
web R25
いったい何が「良い写真」なのか、コレは人類にとって永遠のテーマです。デジタル写真の時代に入り、一枚一枚、慎重に撮影してたことは遠い昔になった。もう無数に撮ってもデジタルならまだ撮れる。膨大な数の写真を前に途方に暮れたこともありました。その中からFacebookなんかにアップする写真をどう選べばいいんだ、と。富士フイルムのこのサービスで「良い写真」を選ぶ基準は、なんと「顔の数や顔の大きさ」と「ピントや明るさ」だと言う。しかし、そんなんで選ばれたら、せっかく撮った写真が浮かばれませんね。あくまでフォトブックというアルバム作成用のツールだけど。
SNS がメール文化を淘汰する日がやってくる — SNS が生み出したコミュニケーションの変化とは
インターネットコム
おっと年賀状、まだ書いてないや。ネット年賀状ですませちまおう、という誘惑に抗しきれません。ところで、この「メール文化」って言葉に違和感をおぼえるんだが、文化を形成するほどメールが浸透してるのか、ちょっと疑問です。さらに言えば、Kakao TalkやLINEをSNSに含めるのもなんか首を傾げてしまう。確かに、Facebookのメッセージ機能で連絡のやりとりすることも増えてきたし、LINEを使う場面も多くなってきた。でもコレも一種のメールなんじゃないかと思います。そんなに大きな変化か。
自動車業界が安倍政権に寄せる期待とは?
clicccar
円安で日本国内の生産が増えるのかどうか、ちょっとわからないんだが、起業の海外流出の趨勢は円の高低による一過性のことではないと思います。株が上がったとしても海外の機関投資家による売買が中心である間は、いきなり急反落、ということも考えられる。日本経済というのは基本的に内需型なので、輸出関連にばかり目を奪われてると足下をすくわれます。この記事では、いわゆる「アベノミクス」効果に自動車業界が期待してる、と書いている。しかし、自動車関連で食ってる日本人ばかりじゃありません。
永遠の名作『アンナ・カレーニナ』新映画化
RBB TODAY
このトルストイの名作は読んだことないんです。ロシア文学の長編モノは気合いを入れないと読めない。個人的にはこのタイトルを目にすると「あんなカレーに何が金だ」というフレーズを思い浮かべてしまいます。カレー好きなんで。ところで、キーラ・ナイトレイって主演の女優さん、ディスレクシアという難読症の識字障害らしい。コレ、欧米ではよく話題にされる病気なんだが、日本ではあまり耳にしません。日本人に少ないはずもないと思うんだが、言語のよって現れ方が違う病気らしいのでおそらく日本でもこれから問題が顕在化してくるんでしょう。
嘉田由紀子の非礼と非常識…祝・分党
【稗史(はいし)倭人伝】
もうサスガに小沢一郎(70)氏の政治活動も終わりに近づいてるんだろうが、これほどいくら否定されても生き残ってきた政治家もいません。今回の総選挙の結果でも、まだ小沢氏待望論がある。このブログも小沢氏シンパが書いてるらしく、小沢氏を批難した日本未来の党の嘉田代表をなじっています。今回の騒動については、どっちもどっちだと思う。亀井静香氏も脱党したことだし、どうせ選挙目当ての党だったんだから選挙が終わったら解党すればんいいです。それにしても「反自民」の勢力ってのは国会にほとんど残ってない。そっちのほうが心配です。
2012年の世界携帯電話出荷台数、トップはサムスン
COMPUTERWORLD
しかし、サムスンは相変わらず強いです。韓国製自動車のほうは、データ改竄なんかで叩かれてるんだが、サムソンはアップルとの訴訟合戦なんかモノともせず、快進撃を続行中らしい。スマートフォンに限ってもアップルを抑えて出荷台数世界一ということで、ノキアは後退し、どうやらこの2強時代になってきたようです。
米国債は誰が保有しているのか・・・グラフにしてみた
人力でGO
よく陰謀論者が「日本は米ドルとか米国債を買わされ、売ることも許されてない」なんて言うんだが、このブログをみればそれがウソだってことがよくわかります。日本政府は6.4%しか持ってません。中国が8%らしい。ただ、本当に米国内の保有なのか、海外の資金の割合について正確なデータでもないようで、こうした数字がよくわからない、というところに陰謀論が介在する余地が出てくるんでしょう。
アゴラ編集部:石田 雅彦