若者はなぜ怒らないのか--5%増税でも世代間格差は消えない【言論アリーナ】

アゴラ編集部

日本最大級の言論プラットホーム・アゴラが運営するインターネット放送の「言論アリーナ」。6月24日の放送は午後12時から午後1時まで「若者はなぜ怒らないのか~増税でも世代間格差は消えない」をお送りします。入口は上記のニコニコ生放送とユーストリームのサイトから。

司会は政策家・社会保障経済研究所の代表の石川和男さんが務めます。放送後に、石川さんの運営する事後的に霞ヶ関政策総研チャンネルのサイトでも公開します。


パネリストは小黒一正・法政大学経済学部准教授、また島澤諭(しまさわ まなぶ)・総合研究開発機構主任研究員です。

石川氏は経産省で勤務した後で、現在は中立の立場から政策提言を重ねています。

小黒氏は財務省勤務の後で、学会に転じた若手研究者。最新刊『アベノミクスでも消費税は25%を超える』では、日本の財政危機を取り上げています。(写真)

また島澤氏も経済企画庁勤務の後で、学会に転じた研究者。社会保障研究、世代間の所得格差などの問題で実証的な研究を重ねています。

小黒氏も、島澤氏も、アゴラの寄稿者として、多くの読者の支持を集めています。

「経済成長すれば増税はいらない」。アベノミクスが展開される中で、こんな主張が叫ばれました。また消費税が5%アップの10%になることが近日中に行われます。ところが、その成長による果実を享受できるのでしょうか。日本の財政状況は深刻です。これは世代間の不公平な格差に結びつき、また税負担や社会保障の面では日本の20代、30代は60代よりも5000万円以上損をするとの試算もあります。

このような国による不公平が許されるのでしょうか。

2人の気鋭の若手研究者の提言を軸に、日本の未来と、負担のあり方を視聴者の皆さまを、視聴者の皆さまと共に考えます。

「言論アリーナ」では、いくつかのシンクタンクが協力して、有識者の質の高い意見を集めた映像番組を提供します。アゴラ研究所は、この「アリーナ」(集会場、劇場)を、視聴者の皆さんと共に政策を生み出し、社会を変える場に発展させていきます。

写真は左から、石川氏、島澤氏、小黒氏