「中国リスク」要監視状態

アゴラ編集部

中国市場が荒れています。中国の経済状況を見据えてか、日経平均も上がったり下がったりの微妙な展開。もう完全に中国リスク要監視体制です。「株式日記と経済展望」というブログは「上海で短期金利の「SHIBOR」の翌日物金利は20日、前日7.6%から13.4%に」と題し、中国でいよいよ「信用バブル崩壊」か、と書いています。米国でも中国でも「不良債権」が蓄積し、その額がいったいいくらなのかわからない。不安定な相場もこうした状況を眺めながら投資家が神経質に動いているせいなんでしょう。


表題ブログでは、中国での金不足の原因について書いています。中央銀行が資金を引き揚げ始めているため、だと言うんだが、これは米国や日本などの金融緩和とは逆の政策。目的は「シャドー・バンキング」と呼ばれる「ヤミ金融」を取り締まるためのようです。しかし、中国の税収はもっぱら企業からのものだそうで、地方政府の党幹部や役人のモラルハザードが進む可能性も高い。格差が進む地方で庶民の不満が爆発すれば、中国の屋台骨も揺るがす事態になりそうです。

JTT海外展開のブログ
資金の流れの変化


A Machiavellian Age of Sea Power
THE DIPLOMAT
「マキャベリズム」というのは、権謀術数的な国家至上主義です。目的のためには手段を選ばず、といった考え方で、この場合の目的は国家の存続に限定される。この記事は「新しい海洋軍事保障システム」について書いているんだが、マキャベリは新しいシステムを構築するのは難しい、と言ったらしい。海洋の問題については、日本も他人事ではない「中国の進出」があります。インドなど新興国が野望を持って海洋へ進出したがっている。また、海賊や海洋テロの危険も依然として高い。また、各国海軍の連携というのは微妙に難しいらしい。こうした問題により、海洋での安全保障システムの必要性はあるのにも関わらず、なかなか前に進まない、というわけです。

蛯名健一のダンス動画にシビれる!世界をうならせたエビケンのパフォーマンス
広島ニュース 食べタインジャー
これ、今ネット上でかなり話題になってます。定期的にこうした日本人アーティストが出現するんだが、蛯名健一さんのパフォーマンスは映画『マトリックス』を見たことのない人でも楽しめる。見たことがあるともっと面白いです。しかし、番組での彼の応答が「サンキュー」だけ、との苦言も多い。ただ、こっちの動画を見るとわかるように彼は英語をごく普通に話せます。

‘Nerdy’ mold needs breaking to recruit women into computer science
PHYS.ORG
「Nerdy」というのは「computer nerd」つまり「コンピュータオタク」のことです。この人種は世界中にいるんだが、もちろん米国にも多い。ワシントン大学の研究者が調べたところ、オタクたちの存在が女性のコンピュータ分野への進出を阻害していることがわかったらしい。ただ、メディアなどの印象で女性の先入観が変わることも証明され、この記事では、コンピュータ分野に限らず、男性優位の仕事に対する女性の偏見を是正する手段になるのでは、と書いています。

編集者としてiPad miniを買わずにはいられなかった5つの理由
sense of medium
この記事、編集者の端くれなんで興味深く読ませてもらいました。確かに、Kindleのページ繰りはもどかしい。RSSページなども視覚的に楽しく読みたいです。画面サイズが小さくないか不安ですが、この記事によれば大した不満はなさそう。んー、これは悩みますね。しかし、Retinaディスプレイ搭載モデルなんて本当に出るんでしょうか。出るというウワサがあれど、それは来年のことのようです。小さいタブレットにそんな高密度のディスプレイは不必要だと思うし、バッテリーの保ち時間が犠牲になるなら本末転倒。んじゃ、やはり買うなら今ですかね。しかし値段がチト高い。


アゴラ編集部:石田 雅彦