辛坊氏らを救助したUS-2ってどんな飛行機?

アゴラ編集部


キャスターの辛坊治郎氏が全盲のセーラーと二人で小型ヨットによる太平洋無寄港横断航海に出たのが、ついこないだの6月16日でした。その後、順調に航海を続けていると思われた矢先、21日に太平洋上1200キロ沖で遭難。ヨットを放棄して救命ボートで漂流した後、二人は無事に救助されました。この「J-CASTニュース」によると、どうも事故原因はクジラに衝突したためらしい。辛坊氏らの今回の航海については、どうして台風が発生する今の時期にしたのか、船体にトラブルがあったのにどうして出航を急いだのか、などネット上で話題になっています。


これが当該救助活動における防衛省のお知らせです。第2管区の海保から海自の厚木へ救助要請があり、P-3Cが捜索してUS-2が救助したらしい。「US」は「救難飛行艇」という意味。ここに出てくる第31航空群ってのは本拠地は山口県岩国基地なんだが、厚木の第71航空隊がUS-1AやUS-2を持っているようです。US-2は日本伝統の飛行艇で、元祖は太平洋戦争でも活躍した二式大艇。川西航空機製の四発機で重厚な火力から「空の戦艦」とも呼ばれ、B29より長い航続距離が特徴の傑作機です。

川西航空機は戦後、新明和工業になる。この分野で日本は世界でも最先端の技術を長い間、保持し続けています。US-2については、その前身であるUS-1Aの開発の際、富士重工による贈収賄事件が起き、新明和の主導は変わらなかったが富士重工担当部位の担当が三菱重工に変えられた、という経緯があります。新型飛行艇の開発に参入したかった三菱重工にとって僥倖となる事件だったんだが、これについてはとかく妙な噂が絶えない。富士重工の前身は中島飛行機だし、川西の新明和、零戦を開発した三菱、といった戦前航空業界のメンバーがそろい踏みで今も防衛産業に関わっている、というわけです。

いずれにせよ、今回も海難救助で大活躍のUS-2。日本が誇る傑作機でもあり、日本はインドへ同機を輸出しようとしています。これがビジネスになるかどうかまだ不明ながら民間転用、ということで武器輸出三原則には抵触しないらしい。輸出先でどんな装備が追加されるのかはわかりませんが、インド洋という広大な海域で海賊対策やシーレーン防御、対潜活動などに威力を発揮するのは間違いなさそうです。

※写真は海上自衛隊ホームページギャラリーより


A Cricket And An Algorithm Drew This Picture
BUSINESS INSIDER
機械に絵を描かせる、というハーヴィ・ムーンっていうアーティストのプロジェクトを紹介している記事です。機械が自動的に絵を描くわけじゃない。たとえば、虫の行動軌跡をトレースして紙の上に再現する。自然物とマシンが共同で作業するアート、というわけです。ムーンは「何か創造するのはマシンにまかせとけばいい。我々にはもっとほかにやるべきことがある」と言っています。何やらインテルが助けてるアート活動なんでしょうか。

月でかっ!!スイスで観測されたスーパームーンがゴージャスすぎる – Supermoon Rising Above a Swiss Peak
STYLE4 Design
二、三日前は世界的に「スーパームーン」で盛り上がってました。日本本州は梅雨入りしてたんで、イマイチぼんやりとしか見えなかったりしたんだが、ネット上には世界中から月の写真がアップされています。スーパームーンに限らず、天体の遠近感、というのは不思議なもんで、地上に比較対象物があると大きさがわかりやすい。その対象物が遠ければ遠いほど効果があるので、超望遠レンズで撮影すると、この記事で紹介されているような月の写真になる、というわけ。ちなみに、次のスーパームーンは2014年8月11日で「ブルームーン」は限定期間に普通より多く満月が起きることです。

Samsung earns a small victory over Apple in Japan
BGR
米国のアップルが韓国サムスンの日本法人などに対し、同期システムなどの知財侵害の裁判を起こしていたんだが、6月25日、日本の知的財産高裁で判決が出ました。一審の東京地裁では、サムスンが勝利、この高裁判決でも一審を支持、アップルの訴えを退けた。ただ、別のタッチセンサーなどの知財訴訟では、アップルが地裁で勝っていたりしています。この記事では同期技術について、日本でアップルはサムスンにちょっとした勝利を得た、と書いている。ただ現在、両社は世界の10カ国で特許紛争を続けています。そのほとんどでアップルは負け続け、一敗地に塗れるのも時間の問題かもしれません。

『桃の天然水』の呪い怖すぎ!ローラ父逮捕状にネット震撼
秒刊SUNDAY
タレントのローラの父親が詐欺容疑で国際手配になり、かなり話題になってます。バングラデシュとのハーフだった、というのも驚きなんだが、去年の秋ごろから国外逃亡している、とのことからローラ自身の「何も知らない」は通らない、とネット上は騒然。この記事によると、JTが出している清涼飲料水「桃の天然水」のCMに起用される芸能人がトラブルに巻き込まれる、という「都市伝説」を紹介。この商品にはカビ混入の自主回収という「前科」もあります。いずれにしても日本というのは国際的犯罪者にとって天国のように捜査当局の追求が温いらしい。ローラの父親は詐欺団の親玉ということで、何やら続編がありそうなスキャンダルです。


アゴラ編集部:石田 雅彦