輸入インフレが始まった

池田 信夫

けさ発表された7月の消費者物価指数を図にしてみた(クリックで拡大)。


総合CPIは0.7%のプラスになったが、日銀が指標とするコアコアCPIは-0.1%。内訳をみると、電気代の値上げと円安による石油製品の値上げが大きい。耐久消費財も円安要因の他に、液晶テレビの価格戦争が一段落して上がってきた――というわけで、輸入インフレが始まったと考えるのが妥当だろう。これを「デフレ脱却」と喜んでいいのだろうか?