当コーナーでもこの7月に「お昼に『タモリ不在』を受け入れる心構え」と題したエントリーを上げたことがあったんだが、本当に『笑っていいとも!』が終わるようです。これはテレビ史に限らず「一つの事件」です。エポックの転換点、日本が一種の過渡期の終わりにさしかかっていることの証左なのかもしれません。
フジテレビの昼の看板番組として君臨してきた『笑っていいとも!』も視聴率が低迷し、どう「軟着陸」させるのか、がずっと話題になってきました。テレビ局と芸能プロダクションの関係はかなり「微妙」なものです。所属事務所である田辺エージェンシーという大手プロダクションの影響力とタモリの貢献度から言えば、簡単に番組を終わらせ、タモリを降板させる、というのはあり得ません。
そこに登場するのが、所属事務所が同じの芸能人の存在です。この「速報芸能エンタメニュースちゃんねる」によれば、タモリと同じ田辺エージェンシー所属の俳優、堺雅人の活躍に関係があるのでは、とのこと。田辺エージェンシーとしても、このままタモリにオンブに抱っこ状態は避けたいでしょう。次世代の稼ぎ頭を育てたかったんだが、なかなかそうした芸能人が生まれませんでした。
しかし、ドラマ『半沢直樹』のブレークで、堺雅人が一躍、日本を代表する俳優になりました。このことで、ようやくタモリが肩の荷を降ろすことができるようになり、所属事務所としても次なる戦略を立てられるようになった、というわけです。折しもフジテレビでは、堺雅人主演ドラマ『リーガルハイ』の第二期が10月から始まっています。『笑っていいとも!』終了については、フジテレビと田辺エージェンシーの間で、何らかの「手打ち」が行われた、と推測することも可能です。
表題のブログでは、タモリが次にどんな番組をやったらいいのか、について書いています。平日の昼間に『笑っていいとも!』の収録で拘束されてきた時間を、これから自由に使える、ということで可能性はいろいろ考えられます。ただ、そろそろ70代という年齢も年齢なので、あまり突拍子もない企画はあり得なさそう。いっそ、自宅のある沼津あたりでブラブラするタモリの日常を淡々と伝える、何かブログのような番組も脱力感があっていいかもしれません。
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「艦これ」の関連書籍が主要電子書店でどれだけ配信されているかを検証してみた
見て歩く者 by 鷹野凌
こないだ角川マガジンズから出た『艦これ白書-艦隊これくしょんオフィシャルブック』の紙版の誤字脱字乱丁落丁がヒドい、と一部で話題になってたんだが、このゲーム、課金で稼ぐんじゃなく書籍などの周辺グッズで儲けを拾おう、というビジネスモデルのようです。それなら誤字脱字だらけの「白書」を本体から出すのはちょっとどうかな、と思います。このブログでは、電子版について書いている。電子版の「白書」は、問題箇所があったら随時アップデートしていくようです。そのほかの関連書籍はまだまだ電子化されていません。
アゴラ編集部:石田 雅彦