通貨の民営化を考える

竹内 裕人

ふと思いついたことなんですが、現実味を増していて、実際にどうなるか心配になってきたので、今回投稿しました。

今までの国営だったりそれに準ずる団体が民営化されている流れからすると、そろそろなのか…とも思えています。

通貨の民営化です。


以前、経済が活性化しない言い訳をしますで書きましたが、私は、通貨、および一定の労働に対する給与を全世界で統一できないか、と考えています。

それに遠ざかる話にも、近づく話にもなると思うのです。

今の日本は、お金が国から発行されているわけですが、これが民営化されるのではないか、と思うのです。

三公社五現業という言葉はこれを書いているときに初めて知ったのですが、これのお札や通貨の発行が民営化される可能性はいかがでしょうか。

ほぼお金として扱われているポイント制度及び電子マネーが、まさにそれです。

ご存じのとおり、電子マネーは現金やクレジットカードなどから電子マネーをチャージし、お金がカードや携帯電話に入るもので、事実上お金として使用できるものです。

ポイント制度は、何かを買ったり売り手のアンケートに答えたりした時に、値引き用のポイントがもらえる制度です。

民間企業が国でとりまとめている内容をまねしてできあがった感のある電子マネー。

JT、JR、NTTも、郵便も、アルコールも、民間企業の充実があれば不要だったわけで、現在の電子マネーがある程度統一されれば、『税金を使って紙幣や硬貨を作るのはもったいない』『民間でもできていることなんだから民間にやらせればいい』なんて話も出てくるのではないでしょうか。

電子マネーとポイント制度の乱立で我々市民は余計なお金を払わされ、余計なカードを持たされ、携帯電話への余計な設定を行わされ、たびたび個人情報の開示を求められ、とにかく面倒なことが増えるばかりです。

今の世の中であれば、会社同士のやりとりにしろ、給料にしろ、銀行口座間のやりとりが多いでしょう。

であれば、我々中流階級の市民は、給料が振り込まれた銀行から所定の電子マネーを指定してチャージを行い、各地で利用することになるでしょう。

ただ、私は民間の電子マネーには反対です。現在の円を国が発行する電子円に移行して、全ての電子マネーを統一すべきだと考えています。

少なくとも国内でのお金の再統一を行い、ポイント制度はなくします。電子決済の機器は国から支給し、民間での機器負担をゼロにします。我々消費者は余分なお金を払わなくて良くなるので、売る側はポイントをたてに値上げできなくなるのではないでしょうか。

逆に、民間で使われている電子マネーやポイントが世界共通となれば、国家間での通貨価値の差がなくなるような気もしますが、いかがでしょうか。

いっそのこと、全世界共通の電子マネーができれば、為替という無駄な制度もなくなるので、輸出入に関わる変数が減り、会社経営が楽になるのではないでしょうか。

まずは、国家内での地産地消。最終的には、地球上での地産地消が理想ではないかと考えています。

先進国が既に安定期に入っている中、新興国が安い労働力で発展しているのを押さえ込み、自分の首を絞めている我々先進国です。

先進国が、色んな経済のごまかしを重ね続けてきた経済システムの既得権益を守っているという意味では、地球上での自由平等な経済制度はあり得ないのでしょうけど。

今日はいつも以上に酷い文章だと思います。しかし、今日を逃すともう書けそうにないので、このまま投稿させていただきます。

と書いた上で恐縮ですが、電子マネーの解説サイトを見かけたので紹介いたします。海外では電子マネーは既にお金になっているんですね。

日本もこういった時代が来るのでしょうか。

(通貨の流通量の調整ができないとか色々指摘は受けるとは思いますが、そもそも通貨の発行量だのという考え方自体が、頭のいい人が考え出した経済のごまかしのスペシャルテクニックではないか、と私は考えています。つまり、私たちがごまかしにだまされているだけじゃないか、という疑問です)