アゴラ運営のインターネット放送「言論アリーナ」。3月31日(月曜日)は、午後8時から1時間にわたって、慶応大学大学准教授の小幡績さん、アゴラ研究所所長の池田信夫さんによる「異次元緩和の1年で何が起こったのか—日銀の金融政策の未来を考える」を放送します。経済ジャーナリストの石井孝明氏がモデレーターを務めます。
ニコ生入口はこちら。Ustreamはこちら。YouTubeの「言論アリーナチャンネル」でも放送後に公開します。言論アリーナは、毎週火曜日夜8時から放送していますが、今回だけは月曜に変更となります。
安倍政権が誕生して、1年3カ月が経過しました。アベノミクスと呼ばれる経済政策の考えが主張されました。政権により指名された黒田東彦日銀総裁が主導し、昨年3月から「異次元金融緩和」と呼ばれる政策が打ち出されています。日銀の市場オペの増加、物価上昇2%を目標としてインフレを目指しました。
これを一因に、昨年1年は日経平均が9000円台から1万5000円台まで上昇。景況感も好転しました。しかし、この政策を小幡氏、池田氏は、批判を重ねています。日本国債の信任と財政悪化の問題、政策効果の持続性の問題からです。2人の黒田日銀への評価、そして先行き予想を聞きながら、日本経済の今後を考えます。
小幡さんは財務官僚、ハーバード大学での経済学博士号の取得などの経歴を持つ俊英。行動ファイナンス論を研究する皆さんもご存知の若手の経済論客であり、アゴラの常連寄稿者でもあります。(経歴・ブログ)。近著「ハイブリッド・バブル-日本経済を追い込む国債暴落シナリオ」で、安倍政権のリフレ政策への批判を行いました。
「言論アリーナ」では、アゴラ研究所に加えて、いくつかのシンクタンクが協力して映像番組を提供します。アゴラ研究所は、この「アリーナ」(集会場、劇場)を、視聴者の皆さんと共に政策を考え、社会を変える場に発展させていきます。
写真 (左から、小幡さん、池田さん)