朝日はニコ超支局構想、某紙は堀江氏シカト

新田 哲史

世間はすっかり連休モード。私もお取引先がお休みに入ったため業務中断ということで、たまっていた本やテレビの録画を一気に片付けることに。ロッテ戦を観に行こうかと思ったら札幌遠征中でズッコケたのだが、そういやマリーンズが留守中の幕張では、「ニコニコ超会議3」を開催中だった。ヤフトピで秀逸だったのが、「ホリエモンVS遠藤」。


一瞬なんだろうかと思いきや、あの角界のホープ、遠藤と堀江さんがガチで相撲取っているんっていうだから大ウケ。いや~、堀江さん、身を切るな(笑)。逆に尊敬しましたわ。

※ヤフトピで話題になった「遠藤VSホリエモン」
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ネット選挙解禁直後となった昨年は、政党という「異業種」参入が相次いだが、今年は日本相撲協会ですか。今までネットと縁遠いイメージのあったトラディショナルな業界が続々と参入しているわけで、“ニコ超会議”はただのオタクイベントだと思って、侮っている人がいるかもしれないけど、5年後、10年後の社会動向を占う「実験場」として一見の価値があるのは確か。去年は自分もネット選挙案件絡みで参加させてもらって、そう思いましたわけですわ。

次にどこの業界が来るのかなと思いきや、朝日新聞の記者さんたちが「支局」開設のアイデアを語っているようで、またチャレンジしてくれるんじゃないかとワクワクしております。
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ちなみに、去年民主党の広報委員長(当時)にお仕えしていた時の経験からすると、出展は結構なお値段がいたしますが、「データジャーナリズム・ハッカソン」を始め、意欲的な企画が多いですし、ニコ超会議限定の地域版とか刷り出したら面白いと思いますけどね。さっそくエールのツイートしましたよ。そういえば、おとといはプロ野球界も、侍ジャパン事業の株式会社を決める新しい動きがあったし、野球ファンとしては、NPBの出展があってもいいと思う次第です。

※昨年の「ニコ超」民主党ブース。自民党との盛り上がりの落差に「民主くん」も泣きそう
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しかし、トラディショナルな業界の中にも冷ややかな人たちもおりまして、新人記者のFacebook禁止でお馴染みの新聞社は、相撲協会の出展を取り上げてはいたんだけど、「アニメやダンスのイベントブースも近い会場周辺は騒がしく、力士からは様々な反応が出た」等のネガ要素満載。ま、それは健全な批判精神の表れだとして、「著名人がまわし姿で土俵に上がるなど動画の視聴者を意識した企画」等と、わざわざ「著名人」なんて書くなら却って読者が気になると思うんだが、よほど堀江さんの名前を出すのが嫌だったんでしょうね。そういえば都知事選で家入さんが堀江さんを連れて出馬会見をした際も、堀江さんは記事上では存在してなかったな。もう刑期を終えてきているんですが、いつまでも犯罪者扱いというのもどうなんでしょうかね。いや、批判しているのではなくて、ネット上で一般来場者がアップすれば情報が拡散してしまうわけだから、ここら辺の感覚がないことが心配なわけです。ではでは。

新田 哲史
Q branch
広報コンサルタント/コラムニスト
個人ブログ