日本の若年層で深まる「心配事」の階層差

アゴラ編集部

先日、内閣府が「平成25年度 我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」結果を発表しました。かなり興味深い内容で、特に日本の若者の「絶望感」が深刻のようです。比較している諸外国、というのは、たとえば韓国、米国、英国、ドイツ、フランス、スウェーデン、といったところ。


質問項目には「自分の考えをはっきり相手に伝えることができる」とか「自分についての誇り」といったものが並んでいます。ちなみに、前者の回答で日本の若者が最も低く、後者の場合、日本の若者は「『やさしさ』(71.5%)、『まじめ』(69.2%)、『忍耐力,努力家』(61.1%)等の項目で、『誇りを持っている』(「誇りを持っている」+「どちらかといえば誇りを持っている」)と答えた割合が高」く「一方『容姿』(33.4%)、『体力,運動能力』(36.3%)については『誇りを持っている』と答えた割合が低い」。

多種多様な調査数値を見やすい独自のグラフにまとめることで人気の表題のブログは、日本の若者の悩みには「階層差」がある、と分析しています。父母ともに大卒の子を「上層」で父母とも非大足の子が「下層」というのも、考えてみればまあ乱暴な話なんだが、13歳から19歳の日本の若者349人中、上層は103人、下層は246人、だそうです。ほかに簡単で明確な区分分けが難しいんでしょう。

いずれにせよ、両親ともに大卒の子がこんなに多い、というのにも驚いたんだが、このブログをみればわかる通り、たとえば「心配事」の面で両者には大きな開きがある。下層の子は、特に「将来」や「お金」、「容姿」などで「心配」なようです。また、自分の将来が心配な若者が、上層下層とも韓国でかなり多く、日本の下層は韓国の上層に匹敵し、さらにドイツの上層ではとりわけ低い、というのは何やら示唆的です。

データえっせい
10代の悩みの階層差


The new emoji that will allow you to express yourself fully at last
the guardian
「emoji」といのは「絵文字」のことで、すでに英語になってます。6月16日に「ユニコード・コンソーシアム(The Unicode Consortium)」が新しい絵文字を含む「ヴァージョン7.0」を発表しました。このコンソーシアム、世界規模で文字コードを制定している団体です。追加された絵文字は250種類。不動産関係者に便利なもの、怒りの感情、人種を問わない表記、などなど、眺めているとなかなか楽しいものになっています。


A smattering of emojis, new and old. Photograph: /Unicode

Colgate is betting that you care as much about your pet’s mouth as your kid’s
QUAERTZ
COLGATE-PALMOLIVE」というのは米国の歯磨き粉屋です。以前は、日本の花王と一緒に合弁会社を作り、子ども用歯磨きなんかを出していた。1976年に買収して子会社化したのが「Hill’s Pet Nutrition」で、日本では「日本ヒルズ・コルゲート」になる。ペット用のダイエット食品などを作ってるわけです。この記事では、ペット用の栄養・ダイエット商品の流通戦略というのは、歯磨き粉や歯ブラシなどの口腔ケア商品によく似ている、と書いている。本体と子会社の割合でいえば、コルゲート全体ではペット部門は減少しているんだが、今後の世界的な市場の拡大を考えれば重要な部門になるだろう、というわけです。

900-Lb. Ancient Croc Tore Through Turtles, Battled Monster Snakes
livescience
約64000万年前の暁新世に4.8メートル、408キログラムの巨大なワニ「Anthracosuchus(石炭のワニ)」がいた、という記事です。Lbというのはポンド、体重が900ポンドのワニです。そのワニが巨大カメを引きちぎり、ヘビと戦った約6500万年前の白亜紀の話。この大絶滅で恐竜が姿を消したのはよく知られているんだが、ワニやカメ、ヘビの類は生き残った。なぜ、恐竜は絶滅し、彼らは生き残ることができたのか。その理由を知ることができれば、我々人類が将来直面するだろうカタストロフィに対するヒントになるかもしれません。


Smithsonian Channel

New method distinguishes yellow perch females from males
PHYS.ORG
淡水系のパーチ、つまり中型のスズキの仲間が北米の五大湖などに棲息しています。以前はフィッシングの対象魚としても食べて美味しい重要なタンパク源としても親しまれた魚なんだが、ご多分に漏れず、五大湖では姿を減らしつつある。そこで米国では、この「イエローパーチ」の養殖に取り組んでいるそうです。ただこの魚、性的二型の差が激しく、メスはオスより早く大きくなる。そのため、稚魚の段階からオスとメスを区別して育てる必要があり、そのための研究がウィスコンシン州のミルウォーキー大学らの研究者によって続けられています。ヒヨコのオスメス鑑定のようなもんですな。

FacebookやTwitterのアカウント、ユーザーが死んだらどうなる?
TABROID
身内や知人が亡くなった後、SNSなんかからいつまでも「誕生日のメッセージ」を書き込むように催促され続けるなんてことが起きているようです。中には故人を偲んで懐かしく思う人もいるんだろうが、当方は辛くて嫌です。SNSなどのアカウント管理は、その人自身じゃないとできません。亡くなった後にどうなるか、ちゃんとしておきたいものです。


アゴラ編集部:石田 雅彦