議会閉会中にこそ、議員の活動力が問われます。昨日は会派で、桜田門にある警視庁の視察に参加させていただきました。
主に110番対応をする「通信指令室」の説明をしてもらいまして、当然のことながら中は撮影禁止で、外に出せる情報と出せない情報があるのですが、日本の最先端を行く警視庁の通信対応機能には舌を巻きました。
通報を受けるとオペレーターが、画面にタッチペンを走らせます。キーボードではなく、完全にこのタッチペンシステムを採用しているのは、全国都道府県の中で唯一東京都だけだそうです。
タッチペンの精度など技術的・財政的な負担は大きいものの、キーボードで打つより確実にこちらの方が早いとか。うーん、ぜひこの最先端技術を交番にも導入して欲しい!
そして通報があってから対応の迅速性を決めるのは正確な位置情報ですが、実は意外なところを見るとわかるってご存知でしょうか??
実は信号機・標識・電信柱には「管理番号」というものが必ず書いてあって、この番号を伝えるのが一番正確なんだそうです。し、知らなかった…おそらく90%以上の都民が知らないんじゃないだろうか。。
最近は景観の都合上、住所が書いていない電信柱も増えているので、この管理番号というシステムを覚えておくと役立ちそうですね。また民間と協力して、自動販売機にも住所表示があるとのこと。
東京都の110番件数は、なんと年間184万件(1日5000件!)。しかしそのうち2割はなんと、イタズラや無言電話。
こうした大量の通報に対応するため、オペレーターには現場あがりのベテラン嘱託員などが採用されていますが、本当に入電が多い時はさばくのにも苦慮するとのこと。
迅速かつ正確な対応をしてもらう上でも、我々都民がしっかり知識をつけて110番を利用したいですね。
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そして、今回の視察で気づいたもう一つの衝撃は…
なんと「ピーポくん」は、全国区のキャラクターではなかった!!
都民の皆さん、知ってました?? ピーポ君って、東京都警視庁のマスコットキャラクターで、全国の各都道府県にはそれぞれ警察キャラクターがいるそうです。
いやはやこの歳まで、ピーポ君って日本全国にいると信じて疑ってなかったよ…。これは東京生まれ東京育ちとして、なかなか衝撃の事実でした。
「やっぱり警察幹部の方は、47都道府県のキャラクターを全部言えるもんなんですか?」
「いえ、絶対無理です。」
ですよねー^^
ちなみに「ピーポ」の名前の由来もサイレンの音ではなく、「ピープルポリス」を略してピーポなんだそうです。こっちも、初めて知った!!
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短時間でしたが、なかなか充実した視察を行うことができました。現在、一つ警視庁に改善を依頼している案件もありますので、そちらも動きがありましたらまたご報告いたします。
警察消防委員会の任期もあとわずかとなりますけど、引き続き都議会議員として都民の安心・安全に寄与する政策立案・情報発信をしていきたいと思います。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は都議会議員、おときた駿氏のブログ2014年7月1日の記事より転載させていただきました。快く転載を許可してくださったおときた氏に感謝いたします。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。