気になる核融合炉の現実性

アゴラ編集部

太陽のような宇宙の恒星は、核融合で燃えています。これを地球上に再現しようというのが「核融合炉」で、ウランやプルトニウムなどの重い原子を使うのではなく、水素やヘリウムといった軽い原子を利用してエネルギーを取り出そうという技術です。フランスなどEUや米国、日本、ロシア、中国、韓国、インドが参加して国際的な熱核融合実験炉「ITER(イーター)」をフランス南部に作り、2027年の重水素・トリチウム運転を目指しています。


表題の記事では、米国ワシントン大学の核融合炉を紹介しています。現在の技術による核融合は、コスト面で石炭や天然ガスなどの化石燃料に勝てないんだが、ワシントン大学の研究者らはコストパフォーマンスを向上させ、石炭火力より優位に立つよう研究を続けているそうです。どうして核融合が高コストなのか、といえば、強大な磁場を生成させるために莫大な電力が必要なためらしい。そのため設備が巨大化し、さらに高コストになる、という悪循環に陥る。ワシントン大学の核融合炉はダウンサイズにし、エネルギーコストの低減に成功しそうだ、というわけです。


ワシントン大学が実験中の核融合炉。従来のものより1/10のサイズとなっている。Credit: University of Washington

PHYS.ORG
UW fusion reactor concept could be cheaper than coal


アルコール飲料を毎日飲む人の割合が24ヵ国中1番高いのは日本
PR TIMES
違法薬物の害は広く知られているし、飲酒運転の撲滅運動も効果をあらわしているようです。人間は弱いので、時に何かに依存したり現実を逃避したくなる。薬物、アルコール、ギャンブルなんかもその一つでしょう。飲酒人口が減っているのにもかかわらず、アルコール中毒は微増、特に女性と高齢者のアルコール依存症患者の増え方が目立つそうです。マスメディアにとって飲料メーカーは重要な広告主なので、こうした危険性についてはあまり声高に報道しない傾向がある。コレもひそかに社会を蝕みつつあるようです。

ドコモが、3G搭載の子供向け腕時計『ドコッチ』を発表したが、なぜ、こんな「みまもり」を機能としたウェアラブル端末が子供だけの物なんだろうか?
WEB2.0とパソコン講座
その昔、名画座で『人間蒸発』っていう今村昌平監督の映画を観たことがあるんだが、人間というのは簡単にどこかへ消えちゃうようです。自発的か無理やりか、行方不明になる人間は多い。今の問題は老人の徘徊でしょう。家族の名前も顔も認知できない老人が、どこかへ行ってしまう。本気で探しているうちはいいけれど、というわけです。

「仕様がでんぐり返ってバイバイバイ!」 Twitterで大盛り上がりの「社畜童謡」を見ていると胸が苦しくなってくる…
トゥキャッチ
ハッシュタグ「#社畜童謡」とか「#大人の童謡」とか、たくさん作られているようです。通勤ラッシュに揉まれながらスマホに書き込んでるんでしょうか。しかし、労働環境がここまで激変しているのって、先進国では日本くらいらしい。どこかで歯車がチェンジされたんでしょう。一方で、ひそかにほくそ笑んでいる連中がいるのがよくわかります。

A look at Pakistan’s amazingly lucrative scorpion trade
QUARTZ
サソリは大きく分けるとクモの仲間です。尻尾の先に毒針があることで知られているんだが、猛毒の種類は少ないらしい。昆虫食の文化はわりと多く、韓国でもカイコのサナギを普通に煎って食べたりします。中国ではサソリが路上の売店でスナック菓子のように売られているらしい。これは、サソリの持つ毒液が抗がん剤の原料になる、ということでパキスタンではサソリの輸出が盛ん、という記事。大量のサソリが捕獲されるため、食物連鎖に影響があるのでは、と危惧されているようです。


アゴラ編集部:石田 雅彦